感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
131
姉妹編の世界地図と一緒で本書も過去に起きた悲惨で不幸な事件が強く実感できる読み物になっていまして読んでいると誠に胸が痛みますね。自殺の名所や人柱や死の雪山、信長にみな殺しにされた伊賀の人々、キリシタン1万人の首が飛んだ大虐殺、数千人の僧侶たちが殺された比叡山、餓えと噴火の衝撃・天明の大飢饉、と本当に昔は大変だった訳で読みながら平和な今の時代に生まれた事に感謝したくなりますね。まえがきに書かれた「この世でもっとも恐ろしいもの、それは人間である」を読んで、だからこそ人は優しくあらねばならないと強く思いますね。2020/06/28
mariann
22
読み友さんの感想を見て。おどろおどろしい表題だけど内容はちゃんとした歴史の紹介が多かった。華厳の滝で最初に自殺した人の詳しい情報があることには驚いた。藤樹海の自殺者の走りが松本清張の小説であるとか。こんな風にして自殺は連鎖していくのか。あとは源平合戦について少し詳しくなったり宮崎勤を思い出したり常紋トンネルでの壮絶な過去に慄いたりした。この本、平成21年出版なんだけど価格が何と524円。モノクロで紙質が悪いからかな。激安。2021/11/28
鱒子
9
娘が買ってきた本。特定の地域にまつわる怪談をまとめたものです。怪談が好きだけど怖がりな私には読みやすかったです。だって、全部よその地域の出来事だもん!コレならあんまり怖くない!読める!けど、やっぱりうすら寒い思いは残るわけで…2015/12/24
m
6
図書館で偶然見つけた本。ホラーだが歴史的なものが多いので、あまり怖がらずに読めた。恐山は一度行ってみたいなぁ。世界版も気になる。2017/08/05
Doughnut
1
手抜き感。というか、小綺麗にまとめすぎ!2016/04/30