出版社内容情報
【目次】
内容説明
母胎の闇から光の世界へと生まれ落ちたわたしたちは、ときに動物としての太古の記憶に翻弄されながら、〈失われた世界〉へ遡ろうともがく。起源への郷愁を手放して、身体に刻まれた欲望のさざめきに耳を傾けるとき、文学の、芸術の、そして愛の時間が流れはじめる―。古今東西の物語を換骨奪胎し、思考と虚構を縫い合わせ、人間性の新たな夜明けを告げる文人の言葉に肉薄する。
目次
1 パスカル・キニャール小伝
2(序 「死色の顔をした子ども」―物語に託された作家の自画像;戦後という問題系―人間性の終焉とその先にあるもの;実験の時代―ジャンル、文体、レトリック;闇の教え―〈失われたもの〉の星辰の下で、不在者、影たち、死者とともに;人間的時間とは何か―〈最後の王国〉と二つの時間をめぐる考察;猥雑なものと野蛮なもの―イメージと絵画の源泉について;欲望の果てに―愛と音楽をめぐって;自由の沖へ―読書と思惟作用)
著者等紹介
小川美登里[オガワミドリ]
筑波大学人文社会系准教授(フランス現代文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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