出版社内容情報
【目次】
内容説明
常に弱者への共感と連帯に突き動かされた〈闘う知識人〉。「文化資本」や「社会空間」などの概念を提唱して現代社会学の基礎を築くにとどまらず、文学・芸術作品を相互的ネットワークの中に置き直すことで、創造性や作者性をめぐる神話を徹底的に解体し、作品の新たな捉え方を切り開いた。膨大な著作のなかから『芸術の規則』をとりあげ、その思想のアクチュアリティに迫る!
目次
1(寒村生まれの社会学者;闘う知識人として)
2(文学と社会学のあいだ;『感情教育』の社会空間;文学場の変遷過程;作品科学に向けて;成功した象徴革命)
著者等紹介
石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
1951年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授、中部大学名誉教授、京都先端科学大学特任教授。専攻はフランス文学・思想。主な著書には、『ロートレアモン―越境と創造』(筑摩書房、2008年、芸術選奨文部科学大臣賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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内海
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前半ブルデューの評伝、後半『芸術の規則』の解説という構成だった。石井洋二郎自身の体験から語られ始めるため初めは読みやすいが、やはりだんだんと複雑にはなった。しかし、それでも適宜わかりやすい例などを入れてくれてある。『感情教育』の場所関係が厳密に登場人物らの社会的立場を反映したものであるという分析は説得的だった。ブルデューは文学作品が聖化される仕組みを<場>という概念を用いて分析することで、芸術が作家個人の天性だけでない、社会的に作られたものとして科学的に語りうることを示そうとしたのだということが分かった。2026/04/23




