出版社内容情報
【目次】
内容説明
驚異的現実の日常化、過去と未来が交錯する複雑な時間構成、不正のはびこる世界に生きる者たちの挫折と孤独…。〈魔術的リアリズム〉を代表する作家の小説技法から、ラテンアメリカ文学のブームとの関係、故国に渦巻く暴力的事件のルポルタージュに至るまで、全主要作品を詳解。作家の全容に迫る。
目次
1 序 ガルシア・マルケスの生涯と作品
2(ガルシア・マルケスになる前のガルシア・マルケス;リアリズム路線の展開―『大佐に手紙は来ない』から『悪い時』へ;『百年の孤独』とラテンアメリカ文学のブームの頂点;「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」と六作の短編小説―息抜きと映像世界へのアプローチ;『族長の秋』―独裁者と小説家の孤独;『予告された殺人の記録』―不条理な死とラブストーリーの萌芽;『コレラの時代の愛』―愛と病理の探求;『迷宮の将軍』―独裁者の孤独とノスタルジー;晩年の作品群とジャーナリズム作品)
著者等紹介
寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
13
マルケスもすごいけど、こんだけ分析できる東大出の早稲田の教授すげぇもんだなと思った。ラテンアメリカ文学の専門家ってかっこいいもんだなというかこの本読んでてこういうのちゃんと評論してた筒井康隆もすげぇもんだなと再確認。文体やら一人称がどうとかこうとかよくわかんないけど、なんとなくわけわかんないけど、最後まで読んだらなんとなく頭良くなった気がしてきたので、なんだか得した気分になります。2026/05/05
μέλισσα
4
全部読んでいきたい気になるシリーズの一冊目として。 正直にいうと、哲学にそれなりに携わりながらも、文学、芸術みたいなものには興味を持てない質の人間であるため、ガルシア・マルケスについては最近話題になった、程度の知識しかなかったが、魔術的リアリズムの概念や、『迷宮の将軍』『誘拐の知らせ』における、独裁者から神話的側面を剥奪する文学のような面には少し興味を持てた。2026/03/13




