内容説明
芸術こそ、真のリベラルアーツである。常識を揺さぶり、日常生活に埋もれた感性を目覚めさせる芸術作品は、自由を見つけるリベラルアーツの実践そのものではないだろうか?社会を映す作品を通じて世界の見方を問いなおす、芸術教育/リベラルアーツ教育のあり方を探る。
目次
1 シンポジウム リベラルアーツと芸術(三浦篤;亀山郁夫;松浦寿輝;石井洋二郎)
2(芸術をめぐる三つの問い(石井洋二郎)
漫画と芸術の架け橋―谷口ジローを通して(泉美知子)
音楽論は文明論たりうるか?―「教養」の実用性について考える(岡田暁生)
分かち合いとしてのクラシック音楽―「聞くこと」のリベラルアーツ(鈴木順子)
映画の悩ましさ―芸術と非芸術のあいだ(野崎歓)
建築とリベラルアーツ―『建築十書』と『方丈記』を傍らに(松田法子)
鉄腕アトムに芸術は可能か(坂井修一)
身体感覚としての芸術鑑賞と「書くこと」(大辻都)
リベラルアーツという芸術―リスクのある自由へ向けて(田中純))
著者等紹介
石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
京都先端科学大学特任教授、東京大学・中部大学名誉教授(フランス文学・思想)
鈴木順子[スズキジュンコ]
中部大学教授・創造的リベラルアーツセンター長(フランス語圏思想・地域文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リベラルアーツと芸術: 美術史教育 西洋絵画 言語化 認識向上 絵画対話 美術館体験 構図分析 ルネサンス影響 表現技法 教育的視点 音楽と政治: ショスタコーヴィチ 政治的二枚舌 音楽表現 権力抵抗 社会主義賛美 交響曲解釈 歴史的背景 音楽の自由 現代芸術と教育: 表現自由 デジタル芸術 批判的思考 新技術影響 芸術と社会 文化多様性 学際的アプローチ 映像技術 未来の教育 芸術の意義と影響: 知性と感性 対話重視 教養教育 創造力育成 批評能力向上 視覚文化 哲学的思索 美術の地位向上2025/03/13