叢書言語の政治<br> 底意地の悪い“他者”―迫害の現象学

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叢書言語の政治
底意地の悪い“他者”―迫害の現象学

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801007505
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

内容説明

言外に含まれた悪意に触れたとき、それはどんな姿形をとってわれわれを脅かすのか?家族、恋人、パートナー、隣人、上司、教師…。世界各地のラカン派精神分析家が集い、悪意に満ちた世界に生きる主体の症例を報告し、言語と主体との関係に忍び込む悪意の発露を見極める。

目次

第1部 臨床ケースのテクスト(「私は父の男だった」(ジャン=ダニエル・マテ)
底意地の悪い“他者”の法なき重力(ミケル・バッソル)
作者の負担で(キャロル・ドゥヴァンブルシ=ラ・サーニャ)
紐使いの若い男性(アントニオ・ディ・チャッチャ)
「他者はつねに脅威となるでしょう」(フィリップ・ドゥ・ジョルジュ)“他者”の策略 マリオ・ゼルゲム)
第2部 会話(開始;耐えられる世界へ;地下の引力;家族的パラノイア;遍在する恐れ;顔のない底意地の悪さ;多種多様な悪意)

著者等紹介

ミレール,ジャック=アラン[ミレール,ジャックアラン] [Miller,Jacques‐Alain]
1944年、シャトルー(フランス)に生まれる。精神分析家。高等師範学校卒業。ラカンの死後、1981年からエコール・ドゥ・ラ・コーズ・フロイディエンヌを率い、1992年には世界精神分析協会を設立。パリ第八大学精神分析科で教鞭を執った

森綾子[モリアヤコ]
1971年、広島県に生まれる。公認心理師・臨床心理士。パリ第八大学大学院精神分析科博士課程単位取得退学。専攻、ラカン派精神分析。現在、護国寺こころの森相談室室長

伊藤啓輔[イトウケイスケ]
1972年、山形県に生まれる。専修大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻、哲学。現在、専修大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
興味深いのは、「父-の-名」の排除による「(大文字の)他者」の場所に「享楽」が移行する時、迫害=被害妄想=「底意地の悪い他者」としてパラノイアが誘発される。問題は、その場所を局所化=抑制させること、自己解体の危機(それは妄想的「隠喩」としてのパロールの問題である)を「換喩」的な解決としてのエクリチュールを対置させること。「症状ジョイス」は言うまでもないのだが、「書くこと」という行為は、それだけで主体の危機に対しての大いなる救いになることがよくわかった。作家というものは多かれ少なかれそういうものだろう。2023/11/22

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