内容説明
音楽は“作品”ではない、“実践”なのだ!“音楽”から“ミュージッキング”へ―既成概念を根底から転倒させ、わたしたちを“音の現場”へといざなう画期的な評論、待望の全訳。
目次
プレリュード 音楽と音楽すること
第1章 聴くための場所
第2章 コンサートとは現代的な出来事である
第3章 見知らぬ者同士が出来事を共有する
インターリュード1 身ぶりの言語
第4章 切り離された世界
第5章 うやうやしいお辞儀
第6章 死んだ作曲家たちを呼び起こす
インターリュード2 すべての芸術の母
第7章 総譜とパート譜
第8章 ハーモニー、天国のようなハーモニー
インターリュード3 社会的に構築された意味
第9章 劇場のわざ
第10章 関係を表現する音楽のドラマ
第11章 秩序のヴィジョン
第12章 コンサート・ホールではいったい何が起こっているのか?
第13章 孤独なフルート吹き
ポストリュード これは良いパフオーマンスだったのだろうか?そしてそのことをあなたはどうやってわかるのだろうか?
著者等紹介
スモール,クリストファー[スモール,クリストファー] [Small,Christopher]
1927年、ニュージーランドに生まれる。ニュージーランドやイギリスの大学で作曲を学ぶ。ロンドンのカレッジで音楽教師を務める傍ら、作曲や執筆に携わった。著書多数。2011年ネスペインに没した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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