科学普及活動家ルイ・フィギエ―万人のための科学、夢想としての科学

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科学普及活動家ルイ・フィギエ―万人のための科学、夢想としての科学

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  • サイズ 46判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801007109
  • NDC分類 402
  • Cコード C0072

出版社内容情報

遍く人に科学を届ける
科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか? 科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

内容説明

科学への世間一般の期待が急激に高まった19世紀半ば、日進月歩の科学技術を平明に説く「科学普及活動家」が誕生した。その第一人者ルイ・フィギエは、写真技術の普及に努めて名声を勝ち得たあと、死後の世界を科学的に説明しようと試みる。正しい科学を伝えようとした彼は、なぜ非科学的な言説に魅了されたのか?科学の「正しさ」をめぐる言説に隠された欲望を炙り出す。

目次

第1部 黎明期の写真と駆け出しの科学普及活動家(パノラマ、ディオラマ、ダゲレオタイプ―写真の誕生を求めたフランス社会;写真の公式発表―アラゴの演説とその影響;若きフィギエの挑戦―写真史の枠組みを作った著述家 ほか)
第2部 本格化する写真の普及―フィギエとその他の著述家たち(写真と大衆―一八五五年の万国博覧会と写真;一八五九年のサロンと写真―科学、そして芸術としての写真;消えゆく画像への抵抗―写真の技術改良と心霊写真の流行に至るまで)
第3部 科学の周縁へのフィギエのまなざし(超自然への関心―一八六〇年代から抱かれていた興味;死後の魂をめぐる問題―人々の心を救うための科学;降霊術への批判、天文学への信頼―科学普及活動家として維持された一貫性)

著者等紹介

槙野佳奈子[マキノカナコ]
1985年、茨城県に生まれる。レンヌ第二大学大学院博士課程修了。博士(フランス文学)。現在、宇都宮大学助教。専門、十九世紀フランス文学・思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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志村真幸

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 レンヌ第二大学に提出した博士論文をもとにしているという。  タイトルと内容に齟齬がある。フィギエの科学普及活動家の側面について、ほとんど触れられておらず、かなり不満が残った。  論の構成にも疑問がある。第一部と第二部は19世紀前半に発明された写真についての先取権争いについてと、写真は芸術なのかという議論。  第二部の途中から第三部にかけては、当時、欧米で流行した心霊主義について。心霊写真やフィギエの霊魂観が紹介されるのだが、かなり単純な議論に終始しており、研究動向をきちんと把握しているのか疑問に感じた。2023/12/08

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