内容説明
図形楽譜の発明者であり、演奏時間四時間を超える長大な楽曲を書いた作曲家、ニューヨーク・スクールの中心人物にしてベケットやロスコとも協働したモートン・フェルドマンとは何者だったのか。同時代の作曲家や抽象表現主義の画家たちとの交流を通じて、変転するその全貌を描き出す。ケージと並ぶ現代音楽の最重要人物、待望のモノグラフ!
目次
第1章 完全に抽象的な音の冒険―一九五〇年代の図形楽譜
第2章 「音それ自体」の探究―一九六〇年代の自由な持続の記譜法
第3章 カテゴリーの間―一九七〇年代前半の例外的な音楽
第4章 歪んだシンメトリー―晩年の長大な音楽
著者等紹介
高橋智子[タカハシトモコ]
1978年、仙台市に生まれる。沖縄県立芸術大学中退。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽学)。専門はアメリカ実験音楽(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 歳三往きてまた 文春文庫