内容説明
「二人称のクリティーク」というスタイルによって“美”と“倫理”を激しく問い、現代アートを縦横無尽に論じた、破格の美術批評。
目次
1 時間の夜を通って(“クリスチャン・ボルタンスキーにささやく”クリスチャンにささやく―インファンスの可能な/不可能な儀礼;“山口小夜子を思う”なつかしき小夜、咲きこぼれる赤;“森村泰昌へ応答する”ギ・装置Mの降誕祭―森村泰昌のために;“ミケル・バルセロの絵に涙する”生命を荘厳する“最初の画家”;“木下晋の仕事の意味を考える”閉じた眼も見ており、開いた眼もまた盲目に浸されている ほか)
2 空間を横切って、宇宙への歩行(“吉増剛造の声の方へ、歩き出す”追走・Inochiの地形を横切って;“荒川修作に語りかける、ふたたび”FORGET ANY PINK!―詩的に(and/or)日付・建築的に…
“イッセイ・ミヤケ“プリーツプリーズ”をまとうあなたへ”あなたは、ほんの少しだけだが、天使的になる…
“日高理恵子と対話する”木蓮の樹の下で―“不可能な距離にさわるように”
“黒田アキの庭を案内する”Cosmogardenへようこそ―「空白の愛」、あるいは「飛翔するCity」 ほか)
著者等紹介
小林康夫[コバヤシヤスオ]
1950年、東京都に生まれる。東京大学名誉教授。哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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