内容説明
プルーストが人生のすべてを捧げた文学には、美術、音楽、歌劇、建築をはじめ、古典から流行まで、作家が見聞きし味わった芸術のエッセンスが注ぎ込まれている。鑑賞と創作に身を浸し、芸術と人生の関係を追究し、プルーストが作中にちりばめた芸術批評は、われわれに何を物語っているのか。日仏を代表する研究者と現代作家が、『失われた時を求めて』の真髄に迫る。
目次
1 プルーストと芸術批評
2 プルーストと音楽
3 プルーストと性の芸術
4 プルーストと現代作家
5 プルーストと美術
6 プルーストと教会/都市景観
7 プルーストと大衆文化
8 プルーストと豪華版
著者等紹介
吉川一義[ヨシカワカズヨシ]
1948年生まれ。京都大学名誉教授(フランス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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