内容説明
没後半世紀を経てますます詳らかになる三島由紀夫の人生、文学、思想、創造力、洞察力、後世への影響力と予言、さらには来るべき時代を根底から揺さぶる衝撃、未来への警鐘。日に日に昏迷を深める現代世界を鋭く剔抉し、人類の明日を眩く照射する三島文学が斬り拓く曠然たる沃野を今こそ見晴るかす。精鋭執筆陣が導く三島由紀夫研究の新たなる時代。
目次
1 略伝(三島由紀夫略伝)
2 主要作品事典(「花ざかりの森」;『仮面の告白』;『禁色』 ほか)
3 研究史・受容史(三島由紀夫研究史概観;英語圏における三島受容;ドイツにおける三島受容 ほか)
4 三島論の新潮流(『白樺』と三島由紀夫―学習院の系譜;三島由紀夫と戦後批評;楯の会、天皇、憲法 ほか)
著者等紹介
井上隆史[イノウエタカシ]
白百合女子大学文学部教授(日本近代文学)
久保田裕子[クボタユウコ]
福岡教育大学教育学部教授(日本近代文学)
田尻芳樹[タジリヨシキ]
東京大学大学院総合文化研究科教授(イギリス文学)
福田大輔[フクダダイスケ]
青山学院大学総合文化政策学部教授(精神分析、フランス現代思想)
山中剛史[ヤマナカタケシ]
中央大学大学院文学研究科兼任講師(日本近代文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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