内容説明
優れたデザインは印刷物資の不足を克服する!識字率は低くとも全民衆に革命を伝える!純粋芸術を捨てて実用的グラフィックデザインに取り組んだ初期ソ連の前衛芸術家と批評家たちによる、革命波及のための“実践的”印刷メディア論。
目次
エリ・リシツキー(タイポグラフィーの地勢学;タイポグラフィーの事実;われわれの本;本のデザインの手法について)
オシップ・ブリーク(広告の技法(いくつかの一般的所見)
われわれにはどのような宣伝が必要か)
ニコライ・タラブーキン(今日の芸術)
ヴィクトル・ペルツォフ(言葉‐視覚的イメージ‐未来)
グスタフ・クルツィス(アジテーション芸術の新しい種類としてのフォトモンタージュ)
ウラジーミル・ファヴォルスキー(本について)
著者等紹介
河村彩[カワムラアヤ]
1979年、東京都に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院助教。専攻は、ロシア・ソヴィエト文化、近現代美術、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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