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目次
ミケル・バルセロを訪ねて―物質とともに
鏡のような水面に―ミケル・バルセロ:作品1982‐2020
絵画
ブリーチ・ペインティング
紙作品
スケッチブック
陶
彫刻
生命を荘厳する“最初の画家”
サン・ペール礼拝堂を巡って
ミケル・バルセロ―組み合わせから湧き出るイメージ
ミケル・バルセロ―イメージのただなかで
日本の美術館におけるバルセロコレクションについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スミス市松
7
アフリカから帰国して最初に行った展示で、リヒターとかも観たけど2022年で最も印象的だった。大胆な筆使いと色彩――とりわけ海の青の深さ――に引き込まれる。その鮮烈はエンリケ・フンコサの評論で引用されたレサマ・リマの詩の如く――「鏡のような水面に/声は短く幾多の道半ば/記憶が驚きを呼び覚ます/空駆けるダマジカ、水滴、突然の閃き」("Una oscura pradera me convida"より)。2023/04/02
あんぱんぐらたん
2
現在大阪の国立国際美術館で行われている展覧会の図録。美術史的な史観で追えばジュリアンシュナーベルなど1980年代の新表現主義の画家に分類されるのだろうけれども、そういったトレンドに関心はなく描くことのさまざまなに可能性をスペインやアフリカなど風土的なアプローチで探求している画家に感じられました。展覧会を鑑賞して、とりわけ映像で流れていたパフォーマンスやフランス国立図書館の巨大な砂絵が印象的だったのですが、図録の文献にパルマ大聖堂のサン・ペール礼拝堂のような大きなプロジェクトにも言及されていてよかった。2021/04/13