ペトラルカ恋愛詩選

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ペトラルカ恋愛詩選

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784801005327
  • NDC分類 971
  • Cコード C0098

内容説明

“本書『カンツォニエーレ』がペトラルカ以後の抒情詩人たちの範例となりえたのは、ヨーロッパの近代初期に自己の内面を深く意識するようになった人間の愛のさまざまな側面が、新鮮なイメージと洗練された筆致で描き出されていたからである。詩集の第一部でペトラルカは、美しく高貴で貞潔な女性ラウラに対する半ば宗教的な憧れと讃美を歌い、抑えがたい愛を告白し、第二部ではラウラ亡きあとの嘆きと喪失感を吐露し、死を前にして自らの魂の救済を聖母マリアに祈っている。美しいイタリアの自然のイメージで飾られ、優雅な措辞で描かれたペトラルカの愛の世界にわれわれがまず認めるものは、突然詩人を襲いその自由を奪う“愛”の力、ラウラの美貌と貞潔の讃美、彼女を愛する喜びと報いられぬ苦しみ、である。”イタリア・ルネサンスを代表する詩集『カンツォニエーレ』から49篇を選び、流麗な日本語に甦らせた希有なアンソロジー。詩人の生涯と作品、そして後代への影響を探る編訳者による論考を付す。

目次

第1部 ラウラに捧げる
第2部 死せるラウラに捧げる
断章 『カンツォニエーレ』とソネットの伝統

著者等紹介

岩崎宗治[イワサキソウジ]
1929年、三重県に生まれる。名古屋大学岡崎高等師範学校、愛知学芸大学、ケンブリッジ大学大学院に学ぶ。長らく名古屋大学で教鞭をとった。Master of Letters(ケンブリッジ大学)、文学博士(名古屋大学)、名古屋大学名誉教授。専攻は、シェイクス伸ア、英米現代詩、二十世紀文学批評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スプーン

37
中世の詩人ペトラルカの詩集。 「恋の至極は忍恋と見立て候、逢ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死する事こそ恋の本意なれ」 と言うのが、昔のお侍さんの言葉にありますが、それを思わせる詩集でした。 確かにカップルになるなんておこがましいですよ。 ましてや手を繋ぐなんて。汚らわしい。不潔です!(女子中学生風に) 2023/11/27

ぞしま

4
一生分からない気もするがまた読もう。2021/05/18

nightowl

2
最初は自然とともに愛する人を讃える詩が、徐々に心情吐露に変化する。その過程は映像的な詞から個人の呟きに主流を変えた流行音楽にも似て興味深い。そして愛する人を亡くしてからの詩は再び自然や神への信仰に回帰する。思いがストレートな分、現代詩のような生活感が無いのが多少物足りないかも。なお、訳者は昭和四年(世界恐慌の年)生まれ。年齢を感じさせない瑞々しい訳は見事。2021/01/23

rosie

1
ちらっと眺めるつもりだったのに、気づくと熱心に読んでいた。ラウラに出会ってからの月日が詩に詠まれているので、時の経過にしみじみしたり。こんなにじっくり詩を読んだのは初めてかもしれない。2021/10/15

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