内容説明
きわめてウリポ的な、樹形図文学。一つの樹木がその枝を伸ばすかのように、数々の枝に分かれた幼少期のエピソード群。物語・挿入・分岐と、ウリポメンバーならではの凝った構成からなる、「記憶の破壊」を試みた、規格外の自伝的フィクション。写真家だった妻の早逝の空虚を埋めるべく書かれた大作“ロンドンの大火”シリーズの一冊であり、著者の代表作!
著者等紹介
ルーボー,ジャック[ルーボー,ジャック] [Roubaud,Jacques]
1932年、フランスのローヌ県に生まれる。レーモン・クノー率いるウリポのメンバーにして作家、パリ第十大学で教鞭をとっていた数学者でもある
田中淳一[タナカジュンイチ]
1941年、北京に生まれる。慶應義塾大学名誉教授。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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