内容説明
昭和初期に西洋式の暮らしをとりいれ、日本の気候・風土にふさわしい和風住宅の在り方を探究し、京都・大山崎に「聴竹居」、福山・鞆の浦に「後山山荘」をのこした近代建築家のモノグラフィー。
目次
第1章 鞆別荘の再生(後山山荘)の物語(崩壊寸前の鞆別荘;豊かな鞆別荘の景観;藤井家の物語;再生された鞆別荘(後山山荘))
第2章 日本趣味のモダニズム(タウトの藤井厚二批判;日本趣味;床の間のモダニズム)
第3章 『日本の住宅』出版とその意義(大正期の衛生問題と改良住宅;『日本の住宅』の執筆へ;『日本の住宅』の内幕;結論としての「趣味」について)
第4章 『聴竹居図案集』をめぐって(『聴竹居図案集』の構成;聴竹居の各室;『聴竹居図案集』出版と藤井の評価)
第5章 その生涯(生い立ち;竹中工務店の時代;京都帝国大学での活躍;西川一草亭との交流;最後の姿)
著者等紹介
谷藤史彦[タニフジフミヒコ]
1955年、岩手県に生まれる。早稲田大学第二文学部卒業。京都大学大学院にて博士(人間・環境学)を取得。前ふくやま美術館副館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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