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TANKURI―創造性を撃つ

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  • サイズ B5判/ページ数 198p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784801003897
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

出版社内容情報

藝術作品の〈解読〉が〈構想〉になり、〈構想〉が〈解読〉となる。その相互運動は解読と実践の両輪をもたらし、創造とは何かを狙い撃つ。中村恭子の代表作をフルカラーで一挙掲載。日本画家と、理論生命科学者が、まばゆいばかりに光輝く創造性の本源に鋭く迫る!

本書について
はじめに

第一章 生殖の線――オフリスとキログロティス
 オフリス
 キログロティス
 芸術係数
第二章 断片となること・断片として生きること
 百刻みの刑
 全体なき身体
 過去にパクられる
第三章 虎と彪
 虎の衣を借る狐
 彪蘭またはぶんぶん
 世界拒否と外部
第四章 道具としての生きもの・道具としての「わたし」
 蛸工図
 冴截図――たったひとつの冴えたやり方
 アンパンマン再考
第五章 背中のファスナーを下ろすと人間が出る
 熊を被りに極北を目指して
 たまを放つ
 熊奏図
 残された謎
第六章 異質なものの接続――閉じることで開く
 そうめんとすいか
 グッピー効果――閉じて開く
第七章 なめとこ山のカワウソ
 熊と小十郎の無関係性
 カワウソ玉
第八章 首を擡げるアルシブラ
 アルシブラ
 カモノハシ
 ハス
 カモノハス――急上昇
第九章 皿鉢(さわち)でモービィ・ディック(往復書簡)
 等身大の外部
 切って繋ぐ「口直し」
 シャルル・フーリエの愛の新世界
 シャルル・フーリエの無限小
 皿鉢料理における外部の召喚
 無限小を担う藝術へ
第一〇章 あさりと古墳――存在としての懐かしさ
 ウルトラ・バーチャルリアリティー
 一度も現在でなかった過去
 “原”存在としての懐かしさ
 古墳の廃墟
 風景を愛でるもの・風景に生きること
第一一章 花喰鳥(往復書簡)
 テクノロジカル・メカニカル/マジカル日本画
 キッチュの向こう側
 ラ・ヴェネツィアーナ
 絵画とベルグソンの過去
 宇津の山図屏風
 向こう側の抽象性
 「やってくるもの」の無関係性
 マジカル日本画としての中村作品

おわりに




特別付録 独身者の機械再考

中村恭子[ナカムラキョウコ]
著・文・その他

郡司ペギオ幸夫[グンジペギオユキオ]
著・文・その他

内容説明

藝術作品の“解読”が“構想”になり“構想”が“解読”となる。その相互運動は解読と実践の両輪をもたらし創造とは何かを狙い撃つ。

目次

第1章 生殖の線―オフリスとキログロティス
第2章 断片となること・断片として生きること
第3章 虎と彪
第4章 道具としての生きもの・道具としての「わたし」
第5章 背中のファスナーを下ろすと人間が出る
第6章 異質なものの接続―閉じることで開く
第7章 なめとこ山のカワウソ
第8章 首を擡げるアルシブラ
第9章 皿鉢でモービィ・ディック(往復書簡)
第10章 あさりと古墳―存在としての懐かしさ
第11章 花喰鳥(往復書簡)

著者等紹介

中村恭子[ナカムラキョウコ]
日本画家、早稲田大学招聘研究員・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フェロー。1981年生、東京藝術大学卒業、同大学大学院博士後期課程修了(博士(美術))

郡司ペギオ幸夫[グンジペギオユキオ]
早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授・神戸大学名誉教授。1959年生、東北大学理学部卒業、同大学大学院博士後期課程修了(理学博士)。1987年神戸大学理学部地球科学科助手、助教授を経て1999年教授、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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izw

7
日本画家 中村恭子の絵画を題材に、郡司ペギオ幸夫と中村本人が創造性について語っている。はっきり言って訳の分からない言説も多いが、繊細な筆致で、不思議な雰囲気のある中村の絵画を眺めながら読み、藝術とは何か、創造とは何かを考えるのは、なかなか楽しい。2019/11/14

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