出版社内容情報
1950-60年代のニューヨーク、ポロックやギンズバーグ、ケージやフェルドマンといった作家・芸術家の間を飛び回って早逝した詩人、フランク・オハラ。パーティの片隅で、散歩の途中で、あてもなく書き散らされた詩は、内面の告白とも霊感による予言とも異なる、独自の境地へといかにして達しえたのか。戦後の狂騒と冷戦の抑圧の下で、あたうかぎり己の生と詩に自由を与えた異能に迫る!
飯野友幸[イイノトモユキ]
著・文・その他
内容説明
1950‐60年代のニューヨーク、ポロックやギンズバーグ、ケージやフェルドマンといった作家・芸術家の間を飛び回って早世した詩人、フランク・オハラ。戦後の狂騒と冷戦の抑圧の下で、あたうかぎり己の生と詩に自由を与えた異能に迫る!
目次
第1章 シュルレアリスムから離れて―オハラと絵画(一)
第2章 冷戦に封じ込められて―オハラと絵画(二)
第3章 ラフマニノフ、フェルドマン―オハラと音楽
第4章 一歩離れて―オハラの詩と個性
著者等紹介
飯野友幸[イイノトモユキ]
1955年、東京に生まれる。上智大学大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)。アメリカ文学専攻。現在、上智大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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