出版社内容情報
ヴィデオとは、テープでもデッキでもなく、ましてやTVでもない。それは電子映像における特性そのものである。YoutubeやInstagramが流行するSNS社会において、むしろヴィデオこそが新たなメディア的射程をもたらす。ロザリンド・クラウスを、レフ・マノヴィッチを斬る! ヴィデオ・アーティストによる最良のヴィデオ批評。
河合政之[カワイマサユキ]
著・文・その他
内容説明
技術・メディア・文化の全面的考察からヴィデオの芸術的な可能性を導出し、アナログな電子メディアにおける技術、知性、欲望の様態を明らかにする。今世紀のヴィデオ芸術を牽引する映像作家による瞠目の書!
目次
ヴィデオをめぐる現在の状況
第1部 ヴィデオの定義―技術的原理と社会的機能(ヴィデオの原理―ウェーヴ、フロー、プロセス;ヴィデオと他のメディア;フィードバック)
第2部 リフレクション―批判的美学としてのヴィデオ(アナログデータの地平;反映としての反省―ヴィト・アコンチ;指向の次元―飯村隆彦;指向から出来事へ―ゲイリー・ヒル;作業的理性と視のリフレクション―ヴァスルカ夫妻;リフレクションとしての世界―ナム・ジュン・パイク)
結論 videoの機へと向けて
著者等紹介
河合政之[カワイマサユキ]
1972年、大阪府に生まれる。ヴィデオ・アーティスト/オーガナイザー。東京大学文学部美学美術学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士前期課程修了。1994年から、ヴィデオ・アートの制作を始め、国内外で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 富山県 分県