出版社内容情報
ラカン、ピカソ、デュシャン、マグリット……彼らはこの裂け目になぜ魅惑されたのか?
クールベの《世界の起源》が書かれた1866年から、オルセーに寄贈される1995年のあいだに、この絵画がたどって来た数奇な運命を、オークションの記録、個人の日記、往復書簡、企業の帳簿、雑誌論文、新聞記事、最新の学術論文等、あらゆる資料から綿密に跡づけ、その全貌をあらわにする型破りの“探偵小説”。
ベルナール・テセードル[ベルナール テセードル]
著・文・その他
中畑寛之[ナカハタヒロユキ]
翻訳
内容説明
クールベによって“世界の起源”が描かれた1866年から、オルセーに寄贈させる1995年までのあいだに、この絵画がたどってきた数奇な運命を、オークションの記録、個人の日記、往復書簡、企業の帳簿、雑誌論文、新聞記事、最新の学術論文等、あらゆる資料から綿密に跡づけ、その全貌をあらわにする型破りの“探偵小説”。
目次
第1部 あれを描くこと、あれを買うこと
第2部 見た人たち、見なかった人たち
第3部 裸体の芸術
第4部 まなざしの精神分析
第5部 あれは何?
第6部 律法とそのウルガタ聖書
イマージュについての裁定
著者等紹介
テセードル,ベルナール[テセードル,ベルナール] [Teyss`edre,Bernard]
1930年、ドゥカズヴィル(フランス、アヴェロン県)に生まれる。小説家、美術史家。ながく、パリ第一大学で教鞭をとった
中畑寛之[ナカハタヒロユキ]
1968年、福井県に生まれる。神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得満期退学。文学博士。現在、神戸大学人文科学研究科准教授。専攻、フランス近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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