- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
出版社内容情報
岡村一訳[]
翻訳
内容説明
手練手管に長けた盲人、無慈悲な吝嗇漢の司祭、自尊心の強い一文無しの郷士…。さまざまな主人のもとを渡り歩きながら下層社会をしたたかに生き抜いてきた若者が、みずからの半生を物語る、16世紀スペインの生活の現実が息づく書簡体小説。
著者等紹介
岡村一[オカムラハジメ]
1953年、長崎県佐世保市に生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業、同大学大学院外国語研究科言語学専攻博士前期課程修了。現在、熊本学園大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
130
なんと、16世紀のスペインの小説。ピカレスクにつながっていく内容。少年が母から離れ、様々な人に仕えながら、生きることを学んでいく。なかなか酷い目にもあうのだが、彼はそうそうのことではへこたれず、いけいけー!と応援したくなる。多少のズルには互いに目をつぶり、臨機応変に逞しく♪ この時代から色んな人生哲学はたいして変わっていないなあ。2019/05/28
ekoeko
0
中途半端にお話が終わっているのが不満。様々な経験を経て現実の過酷さを知りしたたかに生きるラサロの身の上話。2019/02/02