内容説明
テクストとイメージはいかなる創造を可能にするのか?ボードレールとマネ、ベーコンとレリスの結びつきに見られる“作家と芸術家”の関係(第1部)、マンガや映画、そして美術館に見られる“イメージと表象空間”の関係(第2部)、文字と図像、そして音に見られる“記号と音”の関係(第3部)から、テクストとイメージの関係を明らかにする。この分野の嚆矢となった故アンヌ=マリー・クリスタンに捧げる論文集。
目次
第1部 作家と芸術家(ボードレールとマネ―散文詩「紐」を中心に(吉田典子)
フランシス・ベーコンによるミシェル・レリスの肖像(千葉文夫)
モーパッサン短編作品集と写真製版技術の挿絵(寺田寅彦))
第2部 漫画と美術館の展示(小説を読む経験とはどのようなものか―高野文子「黄色い本ジャック・チボーという名の友人」における文字とイメージ(森田直子)
大島弓子のmanga(北村陽子)
ジャン=リュック・ゴダールと“ユートピアへの(複数の)旅”(吉村和明))
第3部 文字、絵、音(文字、イメージ、思考―日本と西欧(谷川多佳子)
マラルメ『賽の一振り』の諸ページにおける視覚的・空間的読解(ドウ・ユンジュン)
ピエール・アルベール=ビローの視覚詩の誕生―ある変身の物語(マリアンヌ#シモン=及川)
音声詩人によるタイポグラフィの遊戯(ヤン・バテンス))
著者等紹介
マリアンヌ・シモン=及川[マリアンヌシモンオイカワ]
1969年、マルセイユ生まれ。東京大学大学院准教授。専攻は比較文学(日仏)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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