出版社内容情報
植民地としての国家の歴史や文化のコンテクストとジョイス、ベケット、オスカー・ワイルド、イェイツ、シング、バーナード・ショー、シェイマス・ヒーニーラらの文学、演劇を縦横に論じ、巨視的にアイルランドの現在を探求する。
デクラン・カイバード［デクランカイバード］
原著
坂内太［サカウチフトシ］
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
火曜日
0
「〇〇でない」をアイデンティティに変換し国家をつくる、アクロバティックで人工的、それゆえに逆説的に近代国家とはなにかという問題をじたばたしながら表すアイルランドが、ゲール語復興運動あたりから描かれる。1916年のイースター蜂起に参加した老活動家の「アイルランドにおける妖精の支配を終わらせる」という総括がイイ。2019/05/22
-
- 洋書
- The Fervor
