出版社内容情報
長崎から英国へと移り住み、「過去にしか《ホーム》をもたない」と評される小説家の、それ故にこそのアクチュアリティと多面性を縦横に読み解く。
小池昌代[コイケマサヨ]
著・文・その他
阿部公彦[アベマサヒコ]
著・文・その他
平井杏子[ヒライキョウコ]
著・文・その他
中川僚子[ナカガワトモコ]
著・文・その他
遠藤不比人[エンドウフヒト]
著・文・その他
新井潤美[アライメグミ]
著・文・その他
藤田由季美[フジタユキミ]
著・文・その他
木下卓[キノシタタカシ]
著・文・その他
岩田託子[イワタヨリコ]
著・文・その他
武井博美[タケイヒロミ]
著・文・その他
内容説明
新ノーベル賞作家のすべて。長崎から英国へと移り住み、「過去にしか“ホーム”をもたない」と評される小説家の、それ故にこそのアクチュアリティと多面性を縦横に読み解く。
目次
声のなかへ、降りていくと(小池昌代)
カズオ・イシグロの長電話―『わたしを離さないで』で気になること(阿部公彦)
遡行するイシグロ―“ジャパニーズネス”と“イングリッシュネス”のかなたに(平井杏子)
廃物を見つめるカズオ・イシグロ―ゴミに記憶を託す(中川僚子)
とくに最初の二楽章が…―カズオ・イシグロの“日本/幼年期”をめぐって(遠藤不比人)
カズオ・イシグロの小説における「顔のない」語り手たち(新井潤美)
カズオ・イシグロの声をめぐって(藤田由季美)
カズオ・イシグロにおける戦争責任―「信頼できない語り手」が語る戦争(木下卓)
映像にイシグロはなにを見るか(岩田託子)
カズオ・イシグロ書誌(武井博美編)
著者等紹介
小池昌代[コイケマサヨ]
1959年、東京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。詩人、小説家
阿部公彦[アベマサヒコ]
1966年、横浜市生まれ。ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。Ph.D.東京大学准教授(英米文学)
平井杏子[ヒライキョウコ]
1946年、長崎市生まれ。昭和女子大学英文科卒業。昭和女子大学名誉教授(英文学)
中川僚子[ナカガワトモコ]
1957年、広島市生まれ。津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。聖心女子大学教授(イギリス文学・文化)
遠藤不比人[エンドウフヒト]
1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(一橋大学)。成蹊大学教授(イギリス文学・文化、文化理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。