出版社内容情報
『見えるものと見えないもの』の中心的主題である「肉」の概念を再考し、世界の現実を知覚と想像の両面で捉える新しい存在哲学の書。創成期の映画分析を通してイマージュの核心に迫ろうとしたメルロ?ポンティの遺志を継ぎ、伝統的な哲学から今日の現象学、西洋古来の芸術から現代メディアへの変遷をたどり、普遍的な人間の視覚意識を浮き彫りにする。『見えるものと見えないもの』の中心的主題である「肉」の概念を再考し、世界の現実を知覚と想像の両面でとらえる、まったく新しい存在哲学の書。
マウロ・カルボーネ[マウロカルボーネ]
著・文・その他
西村和泉[ニシムライズミ]
翻訳
内容説明
『見えるものと見えないもの』の中心的主題である「肉」の概念を再考し、世界の現実を知覚と想像の両面でとらえる、まったく新しい存在哲学の書。創成期の映画の分析をとおしてイマージュの核心に迫ろうとしたメルロ=ポンティの遺志を継ぎ、伝統的な哲学から今日の現象学、西洋古来の芸術から現代メディアへの変遷をたどりながら、普遍的な人間の視覚意識を浮き彫りにする。
目次
序章 今日の肉と視覚の思考
第1章 肉―誤解の成り立ち
第2章 野生になるには長い時間がかかる―メルロ=ポンティによるゴーガン、ゴーガンによるメルロ=ポンティ
第3章 「見えるようにすること」―メルロ=ポンティとパウル・クレー
第4章 哲学者とシネアスト―メルロ=ポンティと映画の思考
第5章 肉の光―メルロ=ポンティ晩年の思考にみられる反プラトン的理念とネオプラトニズムの痕跡
第6章 生と哲学のあいだの感受される理念
著者等紹介
カルボーネ,マウロ[カルボーネ,マウロ] [Carbone,Mauro]
1956年、マントヴァ(イタリア)生まれ。ジャン・ムーラン・リヨン第三大学哲学科教授。専門は現象学、現代美学
西村和泉[ニシムライズミ]
1974年生まれ。パリ第八大学大学院博士課程修了。博士(文学)。名古屋芸術大学芸術学部准教授。専攻、二十世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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