フィクションのエル・ドラード<br> ライオンを殺せ

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フィクションのエル・ドラード
ライオンを殺せ

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801002685
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

出版社内容情報

《88年に及ぶ英雄的独立戦争の末、1898年にアレパは独立国となった。独立戦争最後の生き残りで、《独立戦争の英雄少年》として名高い陸軍元帥ドン・マヌエル・ベラウンサランが大統領を務め、憲法上最後となる四期目を全うしつつある。》
恐怖政治で権力を掌握する独裁者が治める国アレパの《真の独立》は成し遂げられるのか? 陰謀、クーデター、暗殺計画…… さまざまな思惑が入り乱れるハードボイルド小説さながらの「政治喜劇」

ホルヘ・イバルグエンゴイティア[ホルヘ イバルグエンゴイティア]
著・文・その他

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
翻訳

内容説明

恐怖政治で権力を掌握する独裁者が治める国アレパの“真の独立”は成し遂げられるのか?陰謀、クーデター、暗殺計画…さまざまな思惑が入り乱れるハードボイルド小説さながらの「政治喜劇」。

著者等紹介

イバルグエンゴイティア,ホルヘ[イバルグエンゴイティア,ホルヘ] [Ibarg¨uengoitia,Jorge]
1928年、メキシコのグアナフアト生まれ。母子家庭に育ち、母の願いで最初はエンジニアを志したものの、中退してメキシコ国立自治大学で文学を専攻、ロドルフォ・ウシグリに師事して劇作を手掛けた。六〇年代から長編小説の執筆に乗り出し、『八月の閃光』(1964年、カサ・デ・ラス・アメリカス賞)と『ライオンを殺せ』(1969年)の成功でスペイン語圏に名を知られる。売春宿での殺人事件を取り上げた問題作『死んだ女たち』(1977年)や『二つの犯罪』(1979年)でメキシコ文壇に揺るぎない地位を確立した後、七〇年代末にはパリへ移り住んで創作に打ち込むとともに、『エクセルシオール』紙や『ブエルタ』誌に寄稿を続けた。83年に飛行機事故で死去

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きゅー

10
架空の国アレバは「独立戦争の英雄少年」として名高いベラウンサラン大統領による独裁国だ。物語は、この国の民主化のためライオン(ベラウンサラン)を殺すというワンテーマで進む。しかし、この物語の一番の読みどころは、登場人物たちの卑小で、自己本位な思惑にある。確かにベラウンサランは悪党だ。しかし、彼を殺そうとする人々も決して善人ではない。自分の立場を守り、利得のためにもっとも良い手段を選ぼうとする。善対悪という単純な構図ではなく、登場人物全員に対して著者は冷ややかな視線を向けている。2019/08/23

Mark.jr

2
架空の国家・アレパを舞台にした独裁者小説です。中心となるのは、必要とあらば容赦なく敵対する政治家を殺害する独裁者ベラウンサラン元帥と、その暗殺を計画する政治党ですが、独裁者はもちろんのこと、暗殺する側も風刺的かつどこかマヌケに書かれているのがキモです。実際に起きたら全く洒落にならない話ですが、残念ながら現実世界はもっと笑えない事態になりつつあるような…。2019/07/25

くじらい

2
同じく独裁者を扱ったラテンアメリカ文学『方法異説』と比して、ここまで雰囲気が異なるものかと驚く。コテコテの笑い。2019/04/18

mim42

1
閉鎖的な世界で独裁者が体制を形成してゆく過程がリアリスティックに描かれる。暴力革命を企む技師の計画があまりにも雑で、残念な気持ちになった。全体的にト書きのような文体の小説。読みやすく分かりやすい。独裁者に対して軽蔑以外の念を持たないセレブ達も、やがて絡み合う利害により懐柔されてゆく。私が知る限り最も長い苗字の作家、ホルヘ・イバルグエンゴイティアのリアリズムは私達の身近にも十分存在し得る。2020/05/30

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