18世紀ロシア文学の諸相―ロシアと西欧 伝統と革新

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  • サイズ A5判/ページ数 401p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801001558
  • NDC分類 980.2
  • Cコード C0098

内容説明

西欧化政策を推進したピョートル一世と啓蒙主義を標榜したエカチェリーナ二世の二つの治世に挟まれた、壮大な謎・未知の領域である“18世紀ロシア”を「プーシキンから始まる」ロシア文学という偏頗な文学史観に疑問を呈しつつ、さまざまな角度から考察する。

目次

プーシキン以前のロシア文学
第1部 近代ロシア文学の形成過程(ロモノーソフの神、デルジャーヴィンの神;ロモノーソフと修辞学的崇高―十八世紀ロシアにおける「精神の高揚」の様式化 ほか)
第2部 文学をとりまく環境(十八世紀ロシアにおける国家と民間習俗の相克―シンビルスクの「魔法使い(呪術師)」ヤーロフの裁判を中心に
十八世紀初頭におけるロシア君主の日常的儀礼とその変化 ほか)
第3部 十八世紀ロシアへの視点(『ペテルブルグからモスクワへの旅』をめぐって―ラジシチェフ・プーシキン・ゲルツェン;ベリンスキーとロシアの十八世紀―「ロシア史」はいかに語られるか ほか)
十八世紀ロシア文学の未来の読者に向けて
プーシキンスキー・ドームの十八世紀ロシア文学研究部門―その歴史と現在

著者等紹介

金沢美知子[カナザワミチコ]
1950年、神戸市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。東京大学助手、放送大学助教授、東京大学大学院人文社会系研究科助教授を経て、同教授(スラヴ語スラヴ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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washa46

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デルジャーヴィンの作品について多くの解説を読めるかと期待していましたが、18世紀当時の社会情勢や皇帝、女帝の生活習慣など、求めていた内容と違うところが多かったので飛ばし読み。 民間習俗として、虚弱な赤ちゃんをパン生地に包んでオーブンへ入れる荒っぽい治療と称した儀礼が存在したらしく、デルジャーヴィンも経験したらしい!?。 2025/04/08

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