内容説明
シュルレアリスムの画家としては珍しく理論的テクストを書かなかったイヴ・タンギー。わずかな資料に残された彼の声は、何を語り、何を語らないのか。アンケート・インタビュー・書簡を網羅した、寡黙な画家のテクスト集成。
目次
シュルレアリスム的遊戯
重さと色
オブジェの非合理的認識について
オブジェの生命
一九三四年の対話
絵画は何処へ行く?
イヴ・タンギーに聞く
無題
創造のプロセス
コネチカットでの降霊会
タンギーは補足する
タンギー、コネチカット、セージ
ポール・エリュアールへの書簡
マルセル・ジャンへの書簡
著者等紹介
長尾天[ナガオタカシ]
1980年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士課程修了。現在、成城大学非常勤講師。専攻は、二〇世紀美術史、イメージ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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