内容説明
“革命”によって、芸術文化が華開いた“白いロシア”の背後には、政治的抑圧によって社会的混乱に陥った野蛮な“黒いロシア”があった。ロシア革命からペレストロイカ以降までの芸術と政治の光と影を対照的に描き上げた、革命の希望と涙。斬新な芸術―革命論!
目次
1 アヴァンギャルドの記憶(永遠なる綱渡りをめざして―ロシア・アヴァンギャルドの地平;民衆の創造力の復権に向けて―ロシア・アヴァンギャルド演劇の機能 ほか)
2 ロシアフラグメント(アレクサンドル・ブロークの夏;予言の鳥「ガマユーン」は歌う―ブロークとクリューエフ ほか)
3 ペレストロイカの見た夢(ソ連における言論の自由とは何か―官僚主義と国家統制の中で;ソ連におけるエコロジー運動とは何か―繰り返しのきかない道 ほか)
4 モスクワれとろすぺくてぃぶ(トーポリの舞うモスクワで;ガリツィアの小さな町で―ウクライナ民族主義について ほか)
著者等紹介
武隈喜一[タケクマキイチ]
1957年、東京都に生まれる。1980年、上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、1982年、東京大学文学部露文科卒業。大学卒業後、出版社、通信社等を経て、1992年からテレビ朝日に勤務。1994年から1999年、モスクワ支局長。2012年から2013年、北海道大学スラブ研究センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 和書
- 生態学と拡散