小島信夫長篇集成〈8〉寓話

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  • サイズ A5判/ページ数 564p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801001183
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

出版社内容情報

『寓話』は読むこちらがひたすら熱に浮かされるような小説だ、私は読み出すと早々に本を投げて駆け出したくなった、他にそこまで興奮したのは三十になるまで読むのを避けていた『罪と罰』のラストちかく、二人のやりとりの途中私は大阪に向かう新幹線に乗っていたが私は窓を割って飛び降りたくなった。(保坂和志「解説」より)

著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第8回配本。

ある日、かつて書いた長篇『墓碑銘』の主人公から、作者の「私」のもとへ電話がかかってきた。やがて届いた長大な暗号書簡を「私」はひたすらに解読し続けるのだが……。過去の作品、そのモデルとなった人物や物事、古今東西の文学作品、同時代のテレビ番組、実在の小説家や作者の友人知人、手紙、電話、暗号……錯雑と渾沌の渦中へと読者を掻っ攫う、稀代未聞の小説空間。
数多くの作家やアーティストに影響を与え続けてきた問題作、待望の復活!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoyogi kazuo

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ちょっと今の自分では歯が立たない。一つ一つの名詞や言葉の持つ背景の大きさと、そのせわしない無造作にも見えるつらなりについていく根気がまだない。重い背嚢をしょって泥の中を重い靴でずんずん歩かされるような、と解説の保阪和志が書いているが、まったくそんな感じ。2021/07/18

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