内容説明
現代音楽の父、キノコ博士、音楽に『易』を取り入れた男、スタインウェイにハンマーを投げ込んで弾いた男…ジョン・ケージとはいったい誰か?沈黙もまた音楽である…音楽の概念を一変させてしまった、20世紀を代表する音楽家の、本邦初の伝記。
目次
天下にその名を知らしめる
ノイズの芸術
東と西
“易の音楽”
万物
不確定性
裂け目
HPSCHD
『空っぽの言葉』
“アパートメント・ハウス”
変化と消失
タイム・ブラケット
“ユーロペラ”
アナーキーなハーモニー
一九九二年
著者等紹介
シルヴァーマン,ケネス[シルヴァーマン,ケネス] [Silverman,Kenneth]
1936年生まれ。アメリカ文学アカデミーの特別会員。ニューヨーク大学英文学名誉教授。伝記作家として知られている。『コットン・マザーの人生とその時代』ではピュリッツァー賞とバンクロフト賞を受賞。またエドガー・アラン・ポーの伝記ではアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞、『フーディーニ!!!!』ではアメリカ奇術師協会のクリストファー文学賞を受賞
柿沼敏江[カキヌマトシエ]
静岡県に生まれる。国立音楽大学、お茶の水女子大学大学院修士課程を経て、カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了(Ph.D.)。現在、京都市立芸術大学音楽学部教授。専攻、西洋音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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