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内容説明
作家/民族学者/美術批評家/闘牛愛好家などさまざまな顔をもつレリス。彼はオペラに何を見て、何を得たのか?幼少期からオペラに親しみ、深い影響を受けてきた作家の未発表草稿をまとめた、異色のオペラ論。
目次
タイトルについて
永遠の衰退期
オペラとは何か
オペラと演劇
オペラはオラトリオではない
音響空間
家具の音楽
オペラと抒情詩
オペラと超形而上学
ロマン派オペラとロマン派演劇〔ほか〕
著者等紹介
レリス,ミシェル[レリス,ミシェル] [Leiris,Michel]
1901年、パリに生まれ、1990年、サン=ティレールに没した。作家、民族学者。シュルレアリスム運動に参加したのち、脱退。その後、ダカール=ジブチ調査旅行に参加し、民族学に傾倒する
大原宣久[オオハラノリヒサ]
1977年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京大学助教(フランス現代文学)
三枝大修[サイグサヒロノブ]
1979年、千葉県生まれ。ナント大学博士課程修了。成城大学経済学部専任講師(フランス近代詩)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qoop
2
オペラに不案内な身にとって本書の基軸を掴めないまま読んでしまったが、その点を端的に指摘する訳者あとがきは実にありがたかった。幾つもの対立軸を時に統合し、選択し、また対立と見えたものを解消する作業。オペラ論としても作家論としても興味深い。歌や音楽さえないところにオペラを感じ取り、芸術は人生そのものであって人生の彩りであってはならないと説き、オペラに望むものは純粋な美であり感傷や理知ではないと結論する著者。本書が草稿ではなく完成を見ていたなら、より突き詰めた形でそのオペラ観が語られたろうと考えると、残念だ。2015/12/07
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