叢書記号学的実践
物語における時間と話法の比較詩学―日本語と中国語からのナラトロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 518p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801000575
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0098

内容説明

これまでの物語論の議論を振り返り、「比較詩学」の立場から追及可能な問題について整理し、「時間」や「語る声と視点」などの問題を詳細に考察した、新進気鋭の研究者による才気あふれる野心的な書。

目次

物語の比較詩学とは何か
第1章 物語論の術語の再検討から比較詩学へ(「物語」とは何か;物語内容、物語言説、語り;物語における言表主体について;物語の時間;物語る「声」と視点、話法)
第2章 語りの位置と物語における時間(日本語における物語の時間;言語学から見た日本語のテンスとアスペクト;物語におけるタ形とル形の交替、テンスとアスペクト;日本語の語りの位置はどこにあるのか;現代日本語物語におけるル形とタ形の用法;物語現在におけるタ形とル形の交替;物語の特殊用法 ほか)
第3章 語りの位置と話法(話法と「距離」;「話法」とは何か;話法の言語間比較へ ほか)

著者等紹介

橋本陽介[ハシモトヨウスケ]
1982年、埼玉県に生まれる。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専攻、中国語を中心とした文体論、比較詩学。現在、慶應義塾大学非常勤講師(中国語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yasaka

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研究の参考にと読みました。今までの先行研究が体系的にまとめてあり、一から学び直せたと思います。語り手の位置を詳細に分析したり、日本語と中国語における話法を比較したりと、さまざまな言語を用例にしながら研究がされています。しかし、読むのにかなり時間がかかりました。そして、勉強不足で理解が追いつかないことがただあり、研鑽を積まなければと感じました。色々な本を読んで、また再挑戦しようと思います。2020/12/23

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