内容説明
コマ/フレーム、キャラクターを通して、われわれはどのようにマンガを眺めているのか。マンガ批評、文学研究、美術史を専門とする気鋭の論者たちが、マンガをめぐる時間・運動・言説の問題を自在に語り、新たな理論的枠組から視覚体験としての“マンガ”を問いなおす。
目次
第1部 マンガの時間、絵画の時間(消える男/帰ってくる男―マンガから見た絵画・シュルレアリスム;瞬間は存在しない―マンガ的時間への問い)
第2部 マンガのコマ、絵画のフレーム(マンガにおけるフレームの複数性と同時性について―コマと時間をめぐる試論(一)
分裂するフレーム―シュルレアリスム“と”マンガ)
第3部 マンガをめぐる言説、美術をめぐる言説(マンガと美術―現代美術批評の観点から;マンガ表現と絵画の境界をどう考えるか―フィギュールという接点)
第4部 シュルレアリスムの視覚体験とマンガ(ロプロプが飛び立つ―動いてしまうイメージの歴史のために)
著者等紹介
鈴木雅雄[スズキマサオ]
1962年、東京都生まれ。東京大学大学院地域文化研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学教授。専攻、シュルレアリスム研究
伊藤剛[イトウゴウ]
1967年、愛知県生まれ。名古屋大学理学部卒業。現在、東京工芸大学准教授。マンガ批評家
野田謙介[ノダケンスケ]
1977年、大阪府生まれ。京都大学総合人間学部卒業。マンガ研究者・翻訳者
齊藤哲也[サイトウテツヤ]
1976年、北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、明治学院大学准教授。専攻、シュルレアリスム研究
加治屋健司[カジヤケンジ]
1971年、千葉県生まれ。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。現在、京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授。専攻、現代美術史・批評史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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