内容説明
近代日本の民主主義はここに始まった―。
目次
序章 今なぜ「五箇条の御誓文」なのか
第1章 五箇条の御誓文―その成立と思想(由利公正と横井小楠;由利案から福岡の「会盟」案へ;木戸孝允の登場と「国是」の誓約 ほか)
第2章 単なる「理想」に留まらなかった御誓文(具体化されていった五箇条の御誓文;国家近代化へ向けた不退転の歩み;議会開設と憲法制定への歩み)
第3章 五箇条の御誓文と「公議」の思想(松平春嶽と「公議」の思想;島津久光と「公議」の追求;一橋慶喜という「公議」への新たな壁 ほか)
終章 昭和天皇と五箇条の御誓文
著者等紹介
伊藤哲夫[イトウテツオ]
昭和22年新潟県生まれ。新潟大学卒業。国会議員政策スタッフなどを経て、保守の立場から政策提言を行う日本政策研究センターを設立。現在日本会議常任理事、日本李登輝友の会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuhito Matsuzaki
5
国家の激変節には、進むべく方向性をその思想、方針とともに明示する事が重要。 明治維新、先の大戦敗戦時に次ぐ激変の現在にもこういった考え方が必要だと思います。2020/09/21
キョウ
4
今まで、なんとなく存在だけを知っていた五箇条の御誓文、明治になり政治利用の為に作られた訳ではなく、当時の人々の想いが必然的に形になったと、私は理解しました。歴史背景や、人物などあまりわからない私には、読み込めていない事も多いと思いますが、感じ取れるものは多かったです。2022/08/19
-
- 和書
- スペイン学 〈第27号〉