内容説明
『資治通鑑』二百九十四巻は、宋の司馬光の著。戦国時代の初めから唐末五代の末に至る千三百六十二年間の編年史である。古来、多くのリーダーが指針としてきた歴史書。司馬光がその生涯を懸けて記した畢生の大著を、ここに紐解く。
目次
礼は分よりも大なるはなく、分は名よりも大なるはなし
才、徳の弁 君子、小人の別
信は、人君の大宝なり
策を立て勝を決するの術、基の要三、形・勢・情
進取と守成とは、基の勢同じからず
張良ひとり「明哲にして身を保つ」
王者は、仁義を以て麗と為し、道徳を以て威と為す
世に三遊有り、一、遊侠 二、遊説 三、遊行
秦の始皇帝と漢の武帝との差違
疏広の出処進退の見事さ〔ほか〕
著者等紹介
荒井桂[アライカツラ]
昭和10年埼玉県生まれ。33年、東京教育大学文学部東洋史学専攻を卒業。以来40年間、埼玉県で高校教育・教育行政に従事。平成5年から10年まで埼玉県教育長を務める。在任中、国の教育課程審議会委員ならびに経済審議会特別委員等を歴任。16年6月より公益財団法人郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長。安岡教学を次世代に伝える活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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