内容説明
なぜ今、渋沢栄一なのか―それは栄一が遺した言葉には常に未来志向があったからです。「明治百五十年」を迎えても、栄一の言葉は古びることなく光り輝いています。5代目子孫が語る人生とビジネスの成功法則。
目次
第1章 価値のある一生を生きる―自分の成功(幸福は自分一人では発達しない;成功失敗は泡沫の如き ほか)
第2章 智・情・意の具わった人間を目指す―自分の生き様(完成の常識;道理とは踏むべき筋目 ほか)
第3章 よき交際がよき人生を創る―自分の家族(子供があって親の務め;家庭の円満が最大の幸福 ほか)
第4章 「私利私欲」から「公利公益」へ―自分の仕事(事業を拡大し、正しい道理の富を築く;自分から拡張する覚悟 ほか)
第5章 民間の活力で黄金の国を造る―自分の国(国民の権利と義務;社会への利益は自分のため ほか)
著者等紹介
渋澤健[シブサワケン]
1961年、渋沢栄一の玄孫として生まれる。1983年テキサス大学化学工学部卒。1987年UCLA大学でMBA取得。米系投資銀行で外債や為替などの運用に携わった後、1996年に米大手ヘッジファンドに入社。2001年に独立し、シブサワ・アンド・カンパニー設立。2008年コモンズ投信を立ち上げ、会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
30
「一時の成功とか失敗とかいふものは、長い人生、価値多き生涯に於ける泡沫の如きもの」(22頁)。他人の成功と自らの境遇を比べても意味はない(24頁)。「真正の富といふものは、強い信念と厚い徳義に依らなければ永遠に維持することは出来難い」(30頁)。真正の富とは永遠に維持できる富、自分という存在を越えられる富、次世代や社会へつなげることができる富(32頁)。「真の商業を営む私利私慾でなく、即ち公利公益である」(152頁)。2018/03/04
愛
3
色んな成功法則があるとは思いますが、私はあえて「人は社会の恩恵を忘れてはならぬ」が一番胸に響きました。特に私は図書館で本を借りて読むので、税金って何てありがたいのだろうと思うのです🎵2024/06/01
アイマール
1
・心配せずに、尽くすだけの事を尽くし、その後は天命に任せる。人間の安住は、仁の一字 ・小を積んで大になる ・家庭の円満が最大の幸福 ・よく働き、よく遊ぶ ・心にもないことは、言わない ・経営者は目先の利益だけではなく、世界の持続的な成長にも目を配るべき ・次の経営者に相応しい人がいるか?2023/03/05
たかし
1
ぬ2018/03/27