内容説明
学び続ける人は世の中のためになるし、自分自身も幸福であるという明快なメッセージ。寺子屋の子どもたちが夢中になって読んだ本。
目次
第1章 なぜ学ぶのか、何を学ぶのか(習慣が人間をつくっていく;気を散らさずに集中して学ぶ ほか)
第2章 自分の居場所を確かめる(世界は数によって支配されている;大きな世界観や宇宙観を持つと得るものがある ほか)
第3章 先人が教える学びの工夫(歴史の出来事を今につなげて読み、考える;本を読むと人格のレベルが上がる ほか)
第4章 学んでこそ人は輝く(学問はなるべく早いうちから始めたほうがいい;学問を志せばいくつになっても人の役に立てる ほか)
附録 『三字経』その他の項目(教え方の工夫;学問の順序;『論語』の成り立ち ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あおい
13
息子の音読用に。人として大切な事、学びの必要性などを3字4行を基本として書かれているので簡潔で読みやすいです。解説も面白い。2017/11/30
おやおや
3
【図書館本】読めば読むほど、リズムがよくて分かりやすいo(*º▽º*)o やっぱり「声に出して読み」たくなるくらいのリズム感です。「家族関係では父子も母子も『親しむ』ことが大切です。親子が楽しんで、お互いに『愛している』という気持ちを伝えて接することです。(p.68)」という斎藤孝先生の解説文もわかりやすい。原本は古典やけど、道徳の観念は古来よりなかなか変わらないというのを改めて実感。2017/05/21
n-shun1
1
宋代の教科書?日本の寺子屋でも使われていたのかな。漢字3字で「学ぶことの大切さ」「人間とその生き方」「中国の歴史と教養書」「偉人」について述べる。その解説本。小難しいことが書いてあるわけではない。著者の解説は読者との生活に関連づけようと意図するものが多く,自分のエピソードとも関連づけて理解しやすいようにしている。内容のエッセンスは実語教,積小為大に至る。少し詳しめにエピソード付きで紹介したいときや名言として紹介するときには実語教より三字経の方がいいかも。2022/02/03
KTakahashi
0
読むとリズムがわかります。リズムが良くなると意味もわかるような錯覚に陥ってきます。それがいいのかも。2016/11/20
KKobayashi
0
学ぶことの大切さを子供に伝えたい。 現代でも通じる。全然古臭くない教えです。 学びことはいつでも出来き、遅すぎることは無いとあるけど、やっぱり後悔してしまう。 子供には後悔させたく無い。2021/02/07