内容説明
大水滸伝シリーズ全51巻、完成までに16年、累計約1,000万部の大ベストセラーを生み出した作家と、9歳で両目失明、18歳で全盲ろうになった東大教授がここに会して語り合った。出逢いこそ運命。魂がぶつかって生まれるもの。
目次
第1章 未来をひらく道(最もしんどい時期に北方作品に生かされた;点字から美しいメロディが聞こえてくる;いつも、たった一人に向かって書いている ほか)
第2章 逆境が自分を育てる(十六年がかりで書き上げた「大水滸伝」シリーズ;最初の一行が出てくるまで苦しみ続ける;イメージはどこから生まれてくるのか ほか)
第3章 生きて、生きて、生き切れ!(いまも大切にしている父からの手紙;幼少期の愛読書『スイスのロビンソン』;極寒、落下、リンチ…極限体験が創作の土台に ほか)
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
昭和22年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。56年『弔鐘はるかなり』でデビュー。58年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、60年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門、平成3年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、18年『水滸伝』(全19巻)で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。19年「独り群せず」で第1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞。25年紫綬褒章受章
福島智[フクシマサトシ]
昭和37年兵庫県神戸市生まれ。3歳で右目を、9歳で左目を失明。14歳で右耳を、18歳で左耳を失聴し、全盲ろうとなる。58年東京都立大学(現・首都大学東京)に合格し、盲ろう者として初の大学進学。金沢大学助教授などを経て、平成20年より東京大学教授。盲ろう者として常勤の大学教員になったのは世界初。27年本間一夫文化賞受賞。15(2003)年、米国の週刊誌『TIME』で「アジアの英雄」に選ばれた。社会福祉法人全国盲ろう者協会理事、世界盲ろう者連盟アジア地域代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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