内容説明
多くの人に感動を与えた京大元総長・平澤興先生の言葉をここに収録。
著者等紹介
平澤興[ヒラサワコウ]
明治33年新潟県生まれ。京都帝国大学医学部を経て、大正13年京都帝国大学医学部解剖学教室助手。翌年同学部助教授。15年新潟医科大学助教授。昭和3年からスイス・ドイツ等に留学後、5年同大学教授。翌年、日本人腕神経叢の研究により医学博士号を取得。21年京都帝国大学教授。32年から京都大学総長を2期6年間務める。38年同大学名誉教授。その後、京都市民病院院長、京都芸術短期大学学長などを歴任。45年勲一等瑞宝章受章。平成元年6月17日、心不全のため京都市内で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
19
9件のレビューのうち5件が私・・・元京都大学総長の医学者 平澤興氏の一日一言は私のバイブルです。氏とのご縁は同じ職場に先生の故郷である新潟県旧味方村の方がおられたからです。「味方村と言えば平澤興」と上司から伺い、即、資料館を訪れましたところ、その人間性に深く心酔し、医学書以外のご著書は全て読んだかと思います。中でも本著は毎日読んで、心に浸透させてきました。しかし、去年は11月の日商簿記2級受験前から中断しており、今日、読み終えました。これまで4年にわたって読んできましたが、達成感を得たので終了と致します。2021/01/06
かず
19
8/13に3週目を終えるところですが、ある文言に啓示を受けたので、少し早く記録することにしました。それは、7/5と6日記述の「知識と知恵」です。私はこれまで違いが分からなかったのです。知識は知る・識るで単に知ることを意味するのに対し、知恵を「知を恵む」と読んでいたために意味がつかめなかったのですが、やっと、「恵みを知る」ことが知恵である、と気づいたのです。読み下しを間違えるという初歩的間違いが恥ずかしい限りですが、こうして気づけたのも繰り返し読んだからだと思います。引き続き読み続けます。2018/07/07
森林・米・畑
18
2022年1月からコツコツと。一日一言14冊併読のラスト。記憶に無い事が多いが、約1年継続出来た事に達成感があります。難しすぎて合わない物は取捨選択して今後も読み続ける物は手元に置こう。さて、平澤興先生は一般的に知られていないかもしれないが、元京大総長で神経解剖学者である。前向きに生きようとするお言葉は自然と勇気と元気を頂ける。『人生はにこにこ顔の命がけ』『生きるとは燃えることなり』さぁ我も人生頑張るぞ!2022/12/08
かず
18
4周目にはまだ早いですが、深い感慨を得たので、再登録です。12月15日「極楽のありか」に先生の御歌が掲載されています。「極楽は 遠き彼方と聞きしかど わが極楽は この身このまま」。 空也上人の御歌をもじったもののようですが、先生はこの境地で生きておられたそうです。おいくつの頃の境地かは存じませんが、私も10年かかってようやくその境地に至ることが出来ました。そのきっかけが曽我・平澤記念館来訪時の感動によるものでした。これからの10年は、現実社会に役立つ人間となれるよう、更に精進したいと思います。2018/12/15
かず
15
7月に4周目が終わっていたが、他の「一日一言」シリーズとの読書管理がしやすいよう、12月末まで記録を保留していた。本シリーズ16冊を始業前に読むのを日課にしており、本著は一番初めに読むことにしている。理由はわが県出身の偉人であること、それと、他に比べて文章が平易且つ味わい深い点。今年付けた付箋を読み返したところ、一言に纏めれば「全てを愛敬し、弛まず努力せよ」というメッセージになろうか。全てを愛敬する-なかなか難しいのだが、先生曰く「反復すれば必ずできるようになる」とのこと。来年も引き続き努めていきたい。2019/12/25