日本人の闘い方―日本最古の兵書『闘戦経』に学ぶ 勝ち戦の原理原則

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800911001
  • NDC分類 399.1
  • Cコード C0034

内容説明

今から九百年以上も前に、大江匡房は「戦いというのはただ勝てばいいのではない、ズルをして勝つのではなく、正々堂々と戦うべきである」と、日本の戦うスタイルを宣言しました。それが『闘戦経』なのです。

目次

心に「武」を秘めているか
常に戦う気持ちを持っているか
知識や技術が骨身にまで達しているか
自分の得意技に徹しているか
剛毅なる心を持っているか
若い頃から骨を鍛えてきたか
「断」の訓練はできているか
正々堂々と戦っているか
今、あなたは戦っているか
本気で取り組んでいるか〔ほか〕

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
昭和35年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつけん

12
良い本に出会えました。約900年前の平安時代末期に書かれた戦いの極意書『闘戦経』を『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝先生が分かりやすくまとめたもの。「『闘戦経』は『孫子』と表裏す。『孫子』は詭道を説くも、『闘戦経』は真鋭を説く、これ日本の国風なり」の言葉にグッときました。“武士道精神”の原点と言える言葉の数々、手もとに置いて読み返したい一冊。「てん・しゅ・かく」=「テンション高く・修正能力・確認」も覚えておきたいと思いました。2019/08/11

isao_key

11
日本最古の兵法書とされる大江匡房の『闘戦経』を現代人向けにアレンジして解説を加えた本。右ページに現代語訳と本文を、左ページには、その解説をする。一文が短く、全文が収めらているかが定かでないので、一冊全体の流れが分からない。またテーマが統一されておらず、どこに重きを置いているかが分からない。解説を分かりやすくしようと、スポーツ選手、経営者など卑近な例を挙げるのはいいが、重みに欠けてしまった。手軽に読むにはいいが、日本の兵法に向き合う本ではない。ただ所々、齋藤先生の経験を踏まえ、なるほどと思わせる記述もある。2016/03/09

hiyu

6
こういう帯は好き。こういう生き方をしてみたい、そう思える。目次を見るだけでも随分違うような気もする。2016/11/08

snow

5
平安時代に書かれた日本人としての闘い方の本。偽らず、それぞれが得意とするところを伸ばし、全体のために働くこと。受け継がれた日本人としての生き方の智慧。第1にくる「心に武を秘めているか」。秩序を生み出すための武の力。暴力ではなく、鉾を治めるための武。そのために剛毅な心や部下を信頼する心など、どの章の言葉も常に心に留めておきたい言葉である。2022/06/02

bonbon99

5
孫子の兵法を研究していた大江氏が書いた本をわかりやすく著者が紹介していた。日本人向けの兵法書なので闘戦経の本文が気になった。2018/02/25

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