内容説明
古来、リーダーの必読書とされてきた人格陶冶の書をここに繙く。
目次
小學書題
小學題辭
内篇(立教第一;明倫第二;敬身第三;稽古第四)
外篇(嘉言第五;善行第六)
著者等紹介
荒井桂[アライカツラ]
昭和10年埼玉県生まれ。33年東京教育大学文学部卒業(東洋史学専攻)。以来40年間、埼玉県で高校教育、教育行政に従事。平成5年から10年まで埼玉県教育長。在任中、国の教育課程審議会委員並びに経済審議会特別委員等を歴任。16年6月より公益財団法人郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長。安岡教学を次世代に伝える活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぴー
7
漢文をどうしたら楽しく学べるか考えた結果、歴史ドラマによく出てくる「小学」から学んでみようということで読んでみた一冊。お気に入りの一文は〈妄りに正法を是非するは、此れ吾が大いに悪む所なり。〉平たく言えば、軽々しく政治や法令の是非を論ずる事は、私が嫌いなことだ、というような意味。分からないという結論は時に立派である、と常日頃思っているので、特に響いた一文だった。2017/08/16
ATS
3
★★★☆☆やや難しい。もう少し意訳してくれた方が読みやすいかな。『数十巻の書を読み、便ち自ら高大にして、長者を凌忽し、同列を軽慢し。人之を疾む讐敵の如く、之を悪む鴟梟の如き有り。此の如きは、学を以て益を求めて、今反りて自ら損す。学ぶ無きに如かざるなり。(本を読み、調子に乗って目上の人も小馬鹿にし、仲間をあなどる者がいる。こういう奴は人から憎く思われ、悪人の様に嫌われる。これでは、学問して身を修めようとしてるのに、かえって損している。これじゃあ、学問なんかしない方がよいことになる)』(P149-150)2016/02/05
dexter4620
1
2ヶ月連続で読了。再読するのは確定として、『大学』も来月は読み進めよう。2019/12/30
dexter4620
0
2年ぶり5度目の読了。昔に比べて『資治通鑑』とか『顔氏家訓』など言われても、どれも読み終えているのでスッと頭に入ってくる。特に中盤に良い部分が多く、人格形成のために何度でも読み返したい。2025/05/25
dexter4620
0
2年半ぶり4度目の読了。まだきちんと内容が頭に入ってこない。2023/04/16