出版社内容情報
社会保険の手続きはコツさえ覚えれば簡単! すぐできる! おもしろい!
実はとても専門性の高いお仕事で視野が広くなる!
こんなことを伝えたくてこの本を「創り」ました。
そうです。「書きました」ではなく「創りこんだ」のです。
総務担当者になってはじめて社会保険の手続きを任されたとき、役所のパンフレットを見て必死に申請書を書こうとするでしょう(誤字脱字に気をつけながら)。
いえいえ、実際は、そこはポイントではありません。
はじめて社会保険の手続きを任されたときの光景は…
1.申請書類を準備
2.とりあえずわかるとこから書いてみる
3.あれ? 見本のようにすべてが埋まらない!(あせり)
4.従業員に必要情報、必要書類をお願いする
5.1からやり直して →バタバタと役所へ申請
ベテラン総務になると…
1.従業員に必要情報、必要書類をお願いする(要件を確認する)
2.申請書類を準備
3.さくさく書いて
4.添付書類を付けて役所へ
→戻ってきた書類は会社保管と従業員配布に分けて処理
こうなると完璧です。しかし、書店を探しても実際に業務を行うためのフローチャートになっていて、前準備や戻ってきた書類をどう扱うかまで記載している本はないものです。
そこで今回は、はじめて社会保険手続きを行う人でもすいすい事務が進む、手順のフローチャートにとことんこだわりました。その横には、社会保険の基礎的な知識が書いてあるので必ず読んでくださいね。
そして、総務には実務的にはもう1つミッションがあります。それは「従業員からの素朴な質問にわかりやすく回答する」です。従業員は役所のパンフレットに書いてあることよりも素朴な質問を投げかけてきます。そんなときでも大丈夫! 手続きごとに従業員から聞かれそうなQ&Aが掲載されています。またONE POINTにもまめ知識を散りばめました。
この本を読みながらお仕事をすることで、社会保険の奥の深さ、従業員の社会保険の手続きをする仕事の重要性を感じてほしいと切に願っています。手続きに思いやりが込められている……これが、私が考える社会保険手続きの基本です。
内容説明
全体フロー解説だから丁寧&わかりやすい。添付資料、手続き書類、提出先…すべての業務がフローで把握できる!
目次
はじめに―社会保険の基礎知識
入社に必要な健康保険・厚生年金保険―健康保険・厚生年金保険
入社に必要な雇用保険―雇用保険
変更にかかる手続き―健康保険・厚生年金保険・雇用保険
退職にかかる健康保険・厚生年金保険の手続き―健康保険・厚生年金保険
退職にかかる雇用保険の手続き―雇用保険
社会保険料の基礎知識―健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・社会保険料の随時改定
年次業務―社会保険料の徴収と納付・社会保険料の定時決定・労働保険料の年度更新・賞与支給時の社会保険料
従業員に出産育児介護があったら―健康保険・厚生年金保険・雇用保険
従業員がケガ・病気になったら―健康保険〔ほか〕
著者等紹介
多田智子[タダトモコ]
特定社会保険労務士。中外製薬株式会社に勤務後、2002年8月社会保険労務士登録と同時に独立。コンセルト社会保険労務士事務所設立。2006年3月法政大学大学院イノベーションマネジメント専攻にてMBA取得。現在、東京都品川区で多田国際社会労務士法人経営の傍ら、上場・中堅企業の就業規則、労務相談をはじめ、海外労務に関するコンサルティング活動を展開。独立した公正中立な立場を取り、大手金融機関などの主催によるセミナーで講演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。