内容説明
「気持ちいいだろう?女の身に落ちて、快楽に溺れたらどうだ?」大国グレディアに人質として連れてこられた巫女アイリアは、傲慢な王、アーティスに淫らに触れられ、思いもよらぬ悦楽を引き出されてしまう。反発しつつ翻弄されるアイリア。しかし王の冷たい瞳の影に隠された悲しみと真実を知り、彼を愛したアイリアは禁忌を犯し、彼に抱かれるが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のんたん
11
火崎先生のTLでは一番好きかも〜(≧∇≦)LOVE以外の展開もドラマティックで、どのキャラも魅力的(*^^*)このヒーローは一見俺様っぽいのに、実は心優しく、為政者としてとても立派な人。ヒロインの巫女も自分の至らないところを見つめて必死に状況を打開しようと頑張る姿が素敵だった。王弟の死はとても残念。あとがきにあるような続編がとても読みたい。2015/04/14
さつき
9
作者さん買い。この方の描くヒロインはどの作品でも本当に魅力的だと思う。今作では強かさが鼻につかない、挟持のあるヒロインでした。ヒーローも完全無欠に限りなく近いのに、そうでないところがたまらなくよかった。キャラ設定のさじ加減が絶妙。また、ファンタジックでドラマチックなお話を、この長さで無駄なくまとめるところもすごい。2015/06/15
でんか
8
わりとすきなほう。文章はいつも通りな感じで安定感あり。ヒーローのヒロインに対するイケズっぷりも安定している(それはそれなりに納得できる訳があるのだが)。ヒロインもよい子で、自分のためでなく国のために何をすべきかよくわかって行動してる。ヒロインは様々なことを知り、色々な選択をして、最終的に千花の巫女になるわけだが、その辺の描写がとても上手い。こういう超越者的な神の意を伝えるものの存在の物語は、最後のネタばらしの如何によって駄作になると思うのだが、本作は上手いこといった方じゃないかなーと思う。2017/10/11
夕顔
6
国の情勢、巫女の選択、王との愛から目が離せなくて一気読みするくらいおもしろかった。Hはアッサリ目。2016/01/11
wavie
5
幻想的で綺麗なファンタジーだった。そして珍しくこの作者のヒーローが酷い男じゃないw えろはいつも通り薄めだけど、前半のちゅっちゅはないほうが良かった。アイリア→王はすごく納得いくもんだし、後半部分のその逆もわかるけど、色々あった背景を踏まえて、王が前半の行動に出て客人としてではなく女として優しく接したのかはなぜか。あと王側から見て、背の千花にはもうちょい言及してほしかったかな。そして、毎度ながら作者のあとがき見ると、彼らの続きの話が読みたくなるw 2014/01/26