「人の器」の磨き方―リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス

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「人の器」の磨き方―リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800593870
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C2034

出版社内容情報

本書『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』は、スキル偏重の社会に生きる私たちに、「人の器」という新たな視点を提示します。序章では、これまでの社会が成果やスキルを基準に「できる人」を評価してきた流れを振り返り、AIが進化する現代においてこそ、人間の本質的な力=人間力が問われていることを指摘します。本書はそのための旅路をガイドします。
第1部では「人の器」を定義し、その成長プロセスを解説します。ダイナミックスキル理論や成人発達理論を用いながら、器は静的なものではなく、再構築や金継ぎのように修復・進化が可能であることを示します。自主性と主体性の違い、転移力や受容力といった概念を通じ、真に「できる人」とは環境に応じて柔軟に学び直せる人であることが語られます。
第2部では、器を実際に磨き、強くするための方法が示されます。逆境や越境体験を成長の契機とし、自己を壊しながら再構成する過程が解説されます。また、他者との関わりが不可欠であり、異質性との出会いやメンターの存在が器を広げる鍵となることが論じられます。さらに、個人だけでなく組織にも「器」が存在し、多様性やフィードバックを取り入れることで成長することが紹介されます。
続く章では、内省と自己開示の重要性が取り上げられます。弱さやエゴ、承認欲求と向き合い、時にそれを他者に開示することで、自分も組織も一段高い発達段階へと進むことができると説かれます。
終章では、成長の最終地点を固定的に描くのではなく、常に問いと共に生きる姿勢こそが成熟したリーダーの在り方であると結ばれます。
本書は、ビジネスの現場で成果を出すだけでなく、自らを深め、他者や組織を育てるリーダーを目指す人に向けて、理論と実践を架橋する一冊です。スキルから「人の器」へと関心を広げたい方に、新しい視座を提供します。


【目次】

序章 スキル開発に注力してきた近代社会

第1部 人の器を知る

第1章 器の定義を考える
「人の器」は定義できるのか 
「人の器」――ダイナミックスキル理論からの提案
「人の器」――ロバート・キーガンの発達理論からの提案
人の器を育てる3つのフェーズ
欠けた器は金継ぎで再生できる
器は金継ぎで再生できる――壊れた器を再構成する発達的プロセス
「自主性」と「主体性」の違いから見えてくる成長の違い
「自主性」と「主体性」の違いから見えてくる成長の違い――自己駆動の進化的力学
メタ認知を使って、多様なメガネを手に入れる
経験の種類と質と器の関係
本当に「できる人」とはどういう人なのか--転移力と受容力の関係/など
第2章 自分の器の理解を深める
自分の器が見えない理由──成人発達理論で読み解く“自己という盲点”とメタ認知の力
自分を知るために役立つ方法
成長支援者の器:各段階の関わり方の特徴と注意点
LecticaのLDMAによる自己診断
中竹の診断結果を分析してみる/など

第2部 人の器を磨き、強くする

第3章 器を磨き、強くする条件
人の器に影響を与える大事なこと
成人発達理論の観点から見る人の器に影響を与える大事なこと
ダイナミックスキル理論から見る「器の限界と再構築」
ロバート・キーガンの理論から見る「自己の解体と再構成」
スザンヌ・クック=グロイターの観点から見る「意味の脱構築と再統合」
器を強くする鍵は「壊す力」と「意味づけ直す力」/など
第4章 他者との関わりによって器を成長させる
他者のメガネをかけて見る
成人発達理論から見る「他者のメガネをかけて見る」という能力の大切さ
同質性からの決別
発達を促す異質性との出会い/など
第5章 組織としての器
チームの力で成長する
組織としての器とは何か
成人発達理論から見る組織の器とそれを磨く方法
360度評価が組織の器に及ぼすこと
360度評価の限界と成長への活用法:セオ・ドーソンとレクティカの視点から
評価は自分も他者も完璧にできない/など
第6章 内省と自己開示の威力
なぜ日々の内省が必要なのか
自分の弱さと向き合う習慣プライドやエゴを克服する
瑜伽行唯識学から見るプライドやエゴの克服
承認欲求と劣等感から自分の器を考える
瑜伽行唯識学から見る承認欲求と劣等感
煩悩とシャドーに向き合う/など

終章 問いと共に生きる

内容説明

AIがスキルを凌駕する時代に求められる「人間の本質的な力」とは!成人発達理論の知見とビジネス界およびスポーツ界のリーダーシップの実践知をもとに、人間の成長プロセスを体系的にひもとく。「スキル」ではなく、「器」を磨く―その意味を理解したとき、リーダーとしての存在の深さが変わる。あなたのスキルは優秀だ。だが、あなたの“器”は進化しているか?成果を上げるスキルを磨くことに慣れた私たちは、いつの間にか「成長の錯覚」に陥っている。本書は、「人の器」を定義し、その磨き方・壊し方・再生の仕方を体系的に示す。スキル偏重社会を超えて、“器の進化”という次元へ―今こそ、リーダーの再成長の旅を始めよう!

目次

スキル開発に注力してきた近代社会
第1部 人の器を知る(器の定義を考える;自分の器の理解を深める)
第2部 人の器を磨き、強くする(器を磨き、強くする条件;他者との関わりによって器を成長させる;組織としての器;内省と自己開示の威力;AI時代の人の器)
問いと共に生きる

著者等紹介

加藤洋平[カトウヨウヘイ]
成人発達学者。一橋大学商学部経営学科卒業後、デロイト・トーマツにて国際税務コンサルティングの仕事に従事。退職後、米国ジョン・エフ・ケネディ大学にて発達心理学とインテグラル理論に関する修士号(MA.Psychology)、および発達測定の資格を取得。オランダのフローニンゲン大学にてタレントディベロップメントに関する修士号(MSc.Psychology)、および実証的教育学に関する修士号を取得(MSc.Evidence‐Based Education)。日々の研究に並行して、心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」を毎週土曜日に開講している

中竹竜二[ナカタケリュウジ]
株式会社チームボックス代表取締役、日本オリンピック委員会(JOC)サービスマネージャー。福岡県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業後、レスター大学大学院社会学修士課程修了。帰国後、三菱総合研究所で経営コンサルタントとして業務を行い、その後早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任。フォロワーシップという新しい概念を創出、自律支援型の指導法を用い、全国大学ラグビーフットボール選手権大会にて全国二連覇を果たす。その後、日本ラグビーフットボール協会ではじめての「コーチのコーチ」であるコーチングディレクターに就任。就任期間中、U20日本代表ヘッドコーチを3期兼務、また協会理事も務める。現在は、日本オリンピック委員会(JOC)のサービスマネージャーとして、全オリンピック競技における国を代表する指導者の育成・強化を主導している。また様々なスポーツにおける人材育成経験を活かし、株式会社チームボックスの代表取締役を務め、企業における経営幹部のマネジメント強化、エグゼクティブコーチング、組織開発を行っている。音声配信サービスVoicy“成長に繋がる問いかけコーチング”では、パーソナリティを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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owl3137

1
【★★★★★】3つの成人発達理論から人の器とは、それを磨くとはを捉える一冊。成人発達理論を広く実践的に学べるとともに、人の器の重要性がわかる、とても濃い一冊。2026/01/03

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