出版社内容情報
累計25万部突破! 大人気シリーズ第3弾!
すべての勉強の基礎にもなるといわれる「読解力」。
読解力とは、一般的には「文章を読んでその内容を理解し、解釈する力」のことですが、齋藤先生は「(読解力とは)日常生活で接するあらゆる情報から、その真意を正しく読み取る能力」ともいえると指摘しており、こうした能力は大人に限らず、子どもの頃から育てていく必要があると考えられます。
特に、OECD(経済協力開発機構)が各国の15歳を対象に実施するPISA(生徒の学習到達度調査)の2018年の調査では、日本の「読解力」の国際的な順位が前回の8位から15位へと大きく下がるなど、お子さんの読解力に不安を感じている保護者は少なくありません。
「12歳から知っておきたい」シリーズでは、「語彙力」「言い換え」をテーマにしてきましたが、これまでの2作はいずれも「自分から発信する力(=伝える力を高める)」を重視したものです。
第3弾となる本書は、これまでのシリーズ同様、さまざまなシチュエーションをイラストで示しながら、インプットした情報を正しく読み解き、本質をつかむ力を育てることで、理解力が高まるのはもちろん、生きる力が育まれる1冊です。
内容説明
名作、ニュース、会話、SNS。「わかったつもり」がなくなる!勉強、人間関係、情報収集…読み解く力こそが生きる力の土台になる!文章や情報を読解することは、前後に埋まっているヒントを見つけて、自分の思考につなげていくこと。本書で楽しく読解力を伸ばしていこう!
目次
1 読み解きウォーミングアップ(童謡を読み解こう!;手まり歌を読み解こう!;童謡を読み解こう!;詩を読み解こう!;俳句を読み解こう!;短歌を読み解こう!;小説を読み解こう!)
2 文脈でとらえる力を磨こう(エッセイの文脈をとらえよう!;童話の文脈をとらえよう!;物語の文脈をとらえよう!;童話の文脈をとらえよう!;レシピの文脈をとらえよう!;小説の文脈をとらえよう!;源氏物語の文脈をとらえよう!)
3 要約する力を磨こう(新聞の社会面を読み、まとめよう!;新聞の経済面を読み、まとめよう!;新聞の地域面を読み、まとめよう!;新聞のスポーツ面を読み、まとめよう!;新聞の文化面を読み、まとめよう!;新聞の暮らし面を読み、まとめよう!;新聞のオピニオン面を読み、まとめよう!)
4 会話読解力を磨こう(「はい」と「いいえ」、どっちだろう?;「そんなことないよ」に隠された気持ち ほか)
5 情報読解力を身につけよう(生成AIの要注意情報を見つけよう!;SNSの情報に気をつけよう! ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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