両立思考―「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ

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両立思考―「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800591500
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C2034

出版社内容情報

**★経営思想のアカデミー賞とも呼ばれる**
**『Thinkers50 Best New Management Books for 2023』 選出!**
**★経営学のパラダイムシフト!**
**★論文は4000件を超える驚異的な被引用数!**

**「まさに現代に必要なインパクト」**
―エイミー・C・エドモンドソン(心理的安全性の権威)

**「人生はパラドックスに満ちているが、私たちはその扱い方を知らない」**
―アダム・グラント(『GIVE&TAKE』『ORIGINALS』『THINK AGAIN』著者)

**【時代は択一思考から両立思考へ!】**
この時代は心身を引き裂くような相反する意見で溢れている。
まさに苦悩する問題の連続だ。
仕事と家庭、利益とパーパス、個人と組織、伝統と新規性、努力と才能、男性と女性…
ジレンマは心の中で綱引きとなり、判断を迫る。
そして問われる言葉。
「どちらを選ぶか」

不確かな世界では多様な視点が重要となる。
「ただ一つ」を選択することが、本当の解決につながるのか。

そこに二人の経営学者が切り込んだ。
相反するパラドックスをイノベーションの源泉として位置づけ、
西東の歴史ある思想や、現代の課題からその重要性を紐解き、
パラドックス研究を経営学のメインストリームへと導いた。

現代は両立思考なくして進み得ない。
その両立思考を可能にするアプローチを解説したのが本書である。

常に私たちを択一思考に引きずり込もうとする罠から逃れ、
創造力に富み、持続可能で包括的な解決策の糸口を見つける。

現代すべてのやっかいな問題を解くヒントがここにある。

内容説明

私たちは不確実性に出会うと、そこから逃げ、もっと確かで安定した根拠を求めたくなる。その結果、明確さを求めていずれかの選択肢を選ぶ欲求に駆られる。しかしそれは、多くの混乱を伴ういばらの道である。競合する要求を成り立たせ、新たなアプローチを見つけるにはどうしたらよいのか。考え方を転換すると、創造力に富み、効果的で、持続可能な解決策を可能にする「両立思考」の糸口が見えてくる。

目次

第1部 パラドックスがもつ可能性と危険性(緊張関係を体感する―なぜいまパラドックスなのか;悪循環にとらわれる―ウサギの穴、解体用剛球、塹壕戦)
第2部 パラドックス・マネジメントのABCDシステム(ABCDシステムで好循環を実現する―ラバ型と綱渡り型;両立の前提への転換 A(アサンプション)―パラドックス・マインドセットへ
境界を作って緊張関係を包み込む B(バウンダリー)―不確かさを乗りこなすための構造
不快のなかに心地よさを見つける C(コンフォート)―緊張関係を受け入れる感情
動態性を備え、緊張関係を解き放つ D(ダイナミクス)―溝を回避する変化)
第3部 両立思考の実践(個人の意思決定―留まるべきか、進むべきか;対人関係―拡大する分断を修復する;組織リーダーシップ―持続可能なインパクトを実現する)

著者等紹介

スミス,ウェンディ[スミス,ウェンディ] [Smith,Wendy]
デラウェア大学アルフレッド・レーナー・カレッジ・オブ・ビジネス・アンド・エコノミクスの経営学教授で、同大学の女性リーダーシップ・イニシアティブのファカルティ・ディレクターを務めている。ハーバード大学で戦略的パラドックスの集中的研究に着手した。特定の研究分野において引用数の上位1パーセントに入ったことを示す、オンライン学術データベースWeb of Scienceの高引用論文著者賞を受賞したほか、Academy of Management Review誌では過去10年間に最も引用された論文著者としてディケード賞を受賞した。また、ハーバード大学、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールでも教鞭をとりながら、対人ダイナミクス、チームパフォーマンス、組織変化、イノベーションの問題への対応を支援している。夫、3人の子供、犬とー緒にペンシルベニア州に住んでいる

ルイス,マリアンヌ[ルイス,マリアンヌ] [Lewis,Marianne]
シンシナティ大学リンドナー・カレッジ・オブ・ビジネスの経営学教授であり、研究科長を務めている。以前にはロンドン大学シティ校キャス・ビジネススクール(現ベイズ・ビジネススクール)の研究科長を務めた。製品開発や組織変化から、ガバナンスやキャリア開発に至るまで、さまざまな文脈におけるパラドックスマネジメントを研究し、組織パラドックスのソートリーダーとして、リーダーシップとイノベーションをめぐる緊張関係や競合する要求を探究している。この専門分野における最も引用数の多い研究者のひとりと認識されており、Academy of Management Review誌の年間最優秀論文賞、ディケード賞を受賞している。また、Harvard Business Review、Academy of Management Journal、Organization Scienceなどの論文誌にも寄稿している。シンシナティの自宅を拠点にし、3人の子供と2人の孫と楽しく過ごしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつお

13
パラドックスを活用した解決策。 現代社会では、矛盾する状況に直面することが多いが、それらを上手に乗り越える方法がある。本書では、①パラドックスに陥る原因として視野の狭まりを指摘し、解決策を見逃しがちであると説明している。②「ABCDシステム」というワークを通じて、前提を見極め、境界を設定し、感情をマネジメントしながら動態性に対応する方法を紹介する。③この方法は個人や組織の問題解決にも応用でき、柔軟な思考が必要であると強調している。2024/10/04

__k

4
✑パラドックス:表出しているジレンマに隠れている相互に依存しながら持続する矛盾/背後にあるパラドックスが顕著になる3つの条件:変化,不足,多元性/2つの道が見えた時、問題を掘り下げて、そもそもなぜ選ばなければならないか自問しない‥/継続的な進歩のカギ:最初の曲線の上昇軌跡にうまく乗っている間に次の曲線を開始すること-本来は常に両方を実行していなければならない。十分に培ったスキルに力を入れつつ、新たな機会を開発するために実験と探索を行う-2024/05/28

Dヨッシー

2
目から鱗の本。まず、択一でなく両立という視点が斬新。パラドックスの解決策はパラドキシカルであるはかなり印象に残る且つ、本質。具体例がいくつもあるため、説得力とイメージのしやすさあり。解決の思考法であるABCDシステムはビジュアル化してあり、わかりやすいです。この方法は組織のみならず、個人にも適用できそうなのがいい。個人で実験可能でありながら、この方法を組織にも使えるため、体の髄にまでこの本の内容を染み込ませればかなり使えるのでは。実際にやるのは難しそうですが、非常に面白いのは確かです。2023/12/17

きゃしー

1
分厚いボリュームでビックリしたけれど、無事読了しました!最大の気付きは、「勉強と部活の両立」なんて言う時の両立は、本当の両立とは言えなかったということです。勉強が最優先で、部活は青春感を演出するだけの引き立て役、結果には期待もされない。時間に余裕がなくなったら早々に引退すべき。答えが1つだけという「べき論」は、大人になっても仕事と家庭の両立や、現職とやりたいこととの両立で同じようにやってしまっている。「真実は人の数だけある」という発想で、柔軟な解決策を発想していきたいです。2024/05/12

マナティ

1
2023年にたくさん読んできたビジネス書の中でも凄く新鮮な内容だと感じた。 主にはリーダーシップ論で極端な決定思考(択一思考)は短期的には結果は出るものの、長期的には成果が上がらないなど、目新しい内容がたくさんあり面白かった。 時代は移り変わってきていて、今の感覚に近いようにも感じたので今年の自分のあり方としてかなり参考にしたい一冊。2024/01/20

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