出版社内容情報
「よい採用」を面接から見つめ直す
実務の知見と学術的アプローチに基づく面接の手引き書
採用活動における「面接」は、最もポピュラーな採用選考の方法です。
しかし、これほど普及していながら、「人材をきちんと評価できているか?」「うまくコミュニケーションは取れているか?」「内定を出しても辞退されやすいのはなぜ?」などの不安や悩みを抱える採用関係者は数知れません。
また、普段は採用活動にかかわっていないにもかかわらず、将来同僚になるかもしれない人を現場目線で評価してもらいたいと、急に面接官を任されて戸惑うビジネスパーソンもいるのではないでしょうか。
そこで、本書では採用面接にかかわる人々へ向け、採用の現場に長年携わって2万人以上の人材と面接してきた著者が、自身の知見と学術研究を踏まえて面接の実態と本質と解き明かし、「よい採用のための面接」について100の提言をまとめました。
採用担当者や面接官として慣れていない人のファーストステップとして、また、ベテランの新たな学び直しとして是非ご活用ください。
内容説明
採用に悩む人事や面接官デビューの人に贈る令和の人材採用論。
目次
第1章 今どきもう通用しない?面接の「常識」論(面接はどのような評価方法?面接はポピュラーな手法だが、実は評価精度が高くない;面接と面談の違いは?面談は面接よりも気軽に情報交換できる場 ほか)
第2章 円滑な対話を実現する面接コミュニケーション術(面接前に資料はどこまで読み込む?事前情報による見極めのブレと偏りを警戒する;対面の面接前に準備しておくべきことは?プライバシーとリラックスに配慮した環境を作る ほか)
第3章 人材をどう見極める?採用基準の設定(最も評価がしやすい面接手法とは?「構造化面接」は評価に適しているが動機形成に難;評価する力をどう鍛える?人物アセスメントのために「語彙力」を磨く ほか)
第4章 入社意思を面接で育む自社への動機形成法(若年層の価値観は?Z世代は理念を重視している;候補者の入社意欲はどう変化するのか?ささいなことで候補者の意欲は影響を受ける ほか)
第5章 よい採用面接を目指す採用戦略の立て方(採用の「売り手/買い手市場」とは?労働市場の現在と未来;「新卒」と「中途」の採用面接の違いは?新卒採用の方が繊細な判断を要する ほか)
著者等紹介
曽和利光[ソワトシミツ]
株式会社人材研究所代表取締役社長。日本採用力検定協会理事、日本ビジネス心理学会理事。情報経営イノベーション専門職大学客員教授。リクルート時代に採用・育成・制度・組織開発・メンタルヘルスなど、様々な人事領域の業務を担当し、同社の採用責任者に。ライフネット生命、オープンハウスの人事責任者を経て、2011年に人材研究所を創業。実務経験を活かした、リアルで実効性のある人事コンサルティングや研修、採用アウトソーシングなどをこれまで数百社に対して展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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