出版社内容情報
お経、そこにはいったい何が書かれているのか?東洋の知恵の宝庫とされる仏典、その2500年の叡智を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショウジ
16
日本仏教においてよく聞かれたり見られるお経や仏像についての概略が述べられています。お経というと葬儀のときしか接することがない人にも日本にどのようなお経があるのかわかりやすく書かれています。仏像についても写真付きで書かれているので、観光でお寺に行く人にもその違いに興味が持てる内容なのではないでしょうか。2019/11/19
ひろP
0
日頃何の疑問もなくお参りしているお寺。『自称歴史家もどき』として時代背景や美術史的作風には興味があるのですが、仏教の宗教としての本質やお経や仏像の意味まではほとんど理解していませんでした。その当たり前の日常をより意味深い日常にしてくれる一冊。著者は浄土真宗本願寺派、如来寺の住職、釈徹宗氏で、まずはお釈迦様の誕生から入滅までの基本的な流れを紹介。そしてお経の部。約5000巻にもおよぶ仏典に記されたブッダの言葉。お経の全集『大蔵経』には、政治・経済・社会・心理・風俗・習慣・説話など、たくさんの事柄が記載され、2020/02/11